<スクラブ洗顔>という洗顔方法があります。

 

”汚れ”や古い”角質”をケアできると言うことで実践している方もいるでしょうが、この<スクラブ洗顔>はおはだによくないという意見もあります。

 

どうしてでしょうか。今回は、この問題を掘り下げてみましょう。

 

 

スクラブ洗顔とはどのような洗顔法？

 

まずは、<スクラブ洗顔>とはどのような洗顔法なのかを説明しておきましょう。

 

<スクラブ洗顔>は洗顔料の中にツブツブ粒子が入っていて、それで顔を洗うことです。

 

このツブツブ粒子が入った洗顔料をおはだに転がして、”汚れ”や古い”角質”を取り除きます。

 

ツブツブ粒子が力を発揮するのです。

 

 

スクラブ洗顔のメリット

 

<スクラブ洗顔>をすることで、どのようなメリット・効果が得られるのかを考えてみましょう。

 

 

 

余分な古い”角質”を除去できる

”角質”は紫外線などからおはだを守る大切な役割を果たしているのですが、強い刺激を受け続けるとかたくなって厚くなってしまいます。

 

この状態のまま老化すると、くすみが発生します。

 

老化した”角質”には化粧水もしみ通りにくくなり、保湿効果も落ちるのです。

 

そのため、古くなった余分な”角質”を取り除きたいところですが、その役割を演じてくれるのが<スクラブ洗顔>です。

 

ツブツブ粒子が研磨剤として作用し、不要な”角質”を除去します。

 

古い”角質”が除去されると、おはだのターンオーバーも整い、新陳代謝も促され、若返り効果も得られて◎。

 

ツルツルスッキリになりますよ。また、”角質”のつまりによる角栓も防げるでしょう。

 

化粧水や美容液の浸透もよくなります。これで一歩美はだに近づけます。

 

古くて老化した”角質”を<スクラブ洗顔>で取り除くだけで、これだけの効果が得られるのですから、◎ですね。

 

 

 

毛穴”汚れ”に効果的である

<スクラブ洗顔>は毛穴”汚れ”に効果的で◎です。毛穴の黒ずみは普通に毎日洗顔しても、なかなか取れないものです。

 

<スクラブ洗顔>をすれば、毛穴の”汚れ”や”皮脂”をうまく取り除き、きれいになるので、毛穴が目立たなくなるでしょう。

 

ワントーンアップしたきめ細やかなおはだになります。

 

 

スクラブ洗顔はおはだによくない！？なぜなの？

 

<スクラブ洗顔>をするメリット・効果を紹介しましたが、その一方でおはだによくないとも言います。

 

メリット・効果を見るとおはだに良さそうにも思えますが、なぜなのでしょうか。

 

その理由を考えてみましょう。

 

 

 

おはだに必要な”皮脂”や”角質”まで落としてしまうため

<スクラブ洗顔>により、古くなった不要な”皮脂”や”角質”を落とせるのは◎ですが、”皮脂”や”角質”すべてが無用の長物というわけではありません。

 

おはだに必要なものもあるのです。

 

そのため、<スクラブ洗顔>のやり方、頻度によっては、その必要な”皮脂”や”角質”まで落としてしまうかもしれないのです。

 

そうなると、バリア機能が低下し、敏感はだ・乾燥はだ、ニキビなどが発症しやすくなります。

 

おはだのために<スクラブ洗顔>したのに、逆効果だったということもあり得るのです。

 

 

 

粒子が毛穴に残ることがあるため

<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子はおはだをきれいにするために役立つのですが、この粒子、しっかり洗い流さないと、毛穴に残ってしまいます。

 

毛穴に粒子が残ると、毛穴がつまり、炎症を引き起こすことがあります。

 

おはだをきれいにするつもりが炎症が起きてしまったのでは、困りますね。

 

 

 

おはだを傷つけることがあるかもしれないため

<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子が大きかったり、<スクラブ洗顔>の回数が頻繁になったりすると、おはだを傷つけることがあるかもしれません。

 

おはだがきれいになっても傷ついてはだめでしょう。

 

 

 

保湿をしないと、乾燥しやすいため

<スクラブ洗顔>後は保湿をしないといけません。

 

保湿をしないで放置しておくと、おはだが乾燥しやすくなります。

 

 

 

敏感はだに影響があるかもしれないため

敏感はだの方が<スクラブ洗顔>を一生懸命すると、悪影響が出るかもしれません。

 

赤みや炎症などが起きれば、×ですね。

 

 

おはだによくないと言われるスクラブ洗顔！どのように使えばいいの？

 

<スクラブ洗顔>がおはだによくない理由はお分かりになったでしょうが、ではどのように使えばおはだによくなるのでしょうか。

 

やめてしまうと言うのも1つの方法ではありますが、せっかく始めたのをやめるというのももったいなく感じます。

 

そこで、<スクラブ洗顔>の正しいやり方を解説しましょう。

 

 

 

週に1～2回でok

<スクラブ洗顔>をやり過ぎると、おはだに必要な”皮脂”や”角質”まで落としてしまいますし、はだ荒れや炎症などの逆効果も引き起こします。

 

そのために、やり過ぎは控えなければいけません。では、どのくらいの頻度で行えばいいかというと、週に1～2回でok。

 

その程度と思われるかもしれませんが、これで充分ですから、スペシャルケアとして行ってみてください。

 

 

 

①まずは、メイクを落としてきれいにする

<スクラブ洗顔>を行うに当たって、メイクは落としてきれいにしておきましょう。

 

メイクが着いたままだと、<スクラブ洗顔>の効果を発揮しにくくなります。

 

クレンジングの油分があるだけでも効果が落ちやすいので、落としておきましょう。

 

 

 

②ぬるま湯で予洗い

<スクラブ洗顔>をする前に、ぬるま湯で予洗いしておきます。

 

これで毛穴が開きやすくなって、<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子が入りやすくなるので、”汚れ”がよく落ちるでしょう。

 

ただし、あくまでもぬるま湯で、熱いお湯を使ってはいけません。

 

 

 

③泡立てる

<スクラブ洗顔>の準備ができたら、<スクラブ洗顔>を泡立てます。

 

おはだへの刺激が強い<スクラブ洗顔>、ネットなどを使い、きめ細かい泡をしっかり立ててください。

 

やり方は、手のひらを濡らし、<スクラブ洗顔>を適量取り、水かぬるま湯に数回に分けて加えていきます。

 

これで目的の泡が作れます。泡の量の目安はレモン1個くらい。

 

そんなにと思うかもしれませんが、おはだを守るのに必要な量です。

 

 

 

④優しく洗う

ここからは、実際の<スクラブ洗顔>のやり方です。

 

<スクラブ洗顔>では、ゴシゴシ強く洗う必要はありません。

 

泡立てた泡をおはだに転がすようにするだけで◎。優しくなでるようにするだけで効果を発揮します。

 

洗う順番は。Tゾーン⇒あご周りのUゾーン⇒目元や口元といった感じです。

 

繰り返しになりますが、くれぐれもゴシゴシしないようにしましょう。

 

 

 

⑤冷水で毛穴を引き締める

<スクラブ洗顔>後は、おはだが早く乾燥します。

 

そのため、ぬるま湯で<スクラブ洗顔>を落としたら、すかさず冷水で毛穴を引き締めてください。

 

 

 

⑥タオルで優しく拭き取る

<スクラブ洗顔>が終わり、すすぎも済んだら、水分をタオルで優しく拭き取ります。

 

ここでもゴシゴシしてはいけません。

 

 

 

⑦保湿をする

タオルで拭き取ったら、保湿をしっかりしましょう。

 

<スクラブ洗顔>後は乾燥が早いので、たっぷり化粧水を付けて、保湿してください。

 

保湿後はクリームを塗って、おはだにフタをします。

 

 

おはだによくないスクラブ洗顔を選ばないためにはどうすべきか？

 

おはだによくないとも言われる<スクラブ洗顔>ですが、<スクラブ洗顔>の選び方でも変わってきます。

 

そこで、どのように<スクラブ洗顔>を選べばいいのかを解説しましょう。

 

 

 

種類で選ぶ

<スクラブ洗顔>がおはだによくないというお話をしてきましたが、実は<スクラブ洗顔>にはいくつか種類があります。

 

その種類によってもおはだへの効果・影響が違ってきます。

 

そこで、種類ごとの特徴を紹介しましょう。

 

 

 

こんにゃくや米ぬかを使ったスクラブ

こんにゃくや米ぬかを使った<スクラブ洗顔>があります。

 

こちらのタイプはざらざら感が少なく、はだあたりも優しく、おはだへの刺激も抑え気味になっています。

 

粒子は丸くなめらかで、古い”角質”や”皮脂”を絡め取るように落とすのが特徴です。

 

粒子でおはだが傷つくこともあまりなく、おはだによくないということもないでしょう。

 

 

 

シュガースクラブ

シュガースクラブは砂糖の主成分であるスクロースを使ったタイプです。

 

スクロースには保水力があるので、このタイプで<スクラブ洗顔>をしてもおはだに潤いが残り、乾燥を防ぎやすくなります。

 

しっとりした洗い上がりになるでしょう。

 

シュガースクラブの粒子は丸く柔らかいです。

 

そのため、おはだへの摩擦が少なく、こんにゃくや米ぬかを使ったスクラブと同じように、おはだによくないこともあまりないです。

 

また、シュガーの吸水力により、化粧水や乳液のはだ馴染みがよくなるのもメリットでしょう。

 

 

 

塩・重曹のスクラブ

塩や重曹を使った<スクラブ洗顔>のタイプもあります。

 

塩の<スクラブ洗顔>はさっぱりした洗い上がりになるのが特徴で、大きく角ばった塩の粒子が”角質”や”汚れ”をきれいに落とします。

 

洗顔後もおはだがきゅっと引き締まり、爽快感を得られるでしょう。

 

重曹の<スクラブ洗顔>はアルカリ性で、弱酸性のかたい”角質”や”汚れ”を効率よく落とします。

 

重曹の<スクラブ洗顔>は塩と同じように粒が大きめですが、やや丸く柔らかいので、おはだへは少しマイルドになっています。

 

ただ、いずれのタイプも敏感はだの方には刺激が強いかもしれず、おはだによくない場合もあるでしょう。

 

塩の<スクラブ洗顔>でおはだが傷ついたり、重曹の<スクラブ洗顔>の化学反応でおはだが荒れたりという現象が起きるかもしれません。

 

 

 

洗顔後の感触で選ぶ

<スクラブ洗顔>をした後の感触で選び方を変えることもできます。

 

<スクラブ洗顔>でおはだが乾燥してつっぱるのが嫌だというのなら、保湿成分入り<スクラブ洗顔>がおすすめです。

 

コラーゲン・グリセリン・植物オイルなどの保湿成分です。

 

保湿成分が<スクラブ洗顔>中におはだに潤いを与え、乾燥を防ぎます。

 

弾力のあるおはだになりたい場合は、コラーゲン入りの<スクラブ洗顔>を使ってみましょう。

 

コラーゲンは保水力が高いので、水分をキープしてくれますから、おはだにハリを与えます。

 

保湿効果を持続させたいのなら、グリセリンのような成分がピッタリ。

 

はだなじみの良さを求めるのなら、植物オイル入りがいいでしょう。

 

 

 

フリー処方で選ぶ

<スクラブ洗顔>で自然な仕上がりにしたい、おはだへの刺激を避けたいというのなら、フリー処方タイプがおすすめです。

 

例えば、界面活性剤フリータイプ。界面活性剤は水と油をミックスさせ、強い洗浄力があります。

 

ただ、おはだへの刺激も強いのが難点。ただでさえ<スクラブ洗顔>がおはだに刺激があるのに、界面活性剤の刺激まで加わると、よくない場合があります。

 

香料・着色料・パラベンフリーも◎。特に敏感はだの方にはおすすめです。

 

 

 

香りで選ぶのもいいかも

<スクラブ洗顔>には無香料のものも多いですが、香りがついたものもあります。

 

その場合、どのように選べばいいか、基準のようなものを示してみましょう。

 

洗い上がりを爽快、スッキリにしたい場合は、ハーブ系の香りが合います。

 

ミントやユーカリの香りは清涼感もあり、ちょうどいいですね。

 

香りに華やかさを求める人はフローラル系を選んでみてはいかがでしょうか。

 

ゼラニウムやオーキッドを使ったタイプは華やかでスッキリしています。

 

フレッシュな香りが好みの人におすすめなのはフルーティ系。柑橘系は爽やかで甘過ぎず、アップル系はフレッシュです。

 

以上のようにおはだへの影響とともに、香りの好みで<スクラブ洗顔>を選ぶこともできます。

 

 

 

粒の大きさで選ぶ

<スクラブ洗顔>の種類によって粒の大きさが違います。

 

大きい粒タイプは洗い上がりのはだをなめらかにする効果に優れます。

 

古い”角質”を確実に落とすので、ざらつきを防ぎやすいです。

 

小さい粒タイプは使用感が優しく、摩擦を抑えやすいのがいいところ。

 

<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子の刺激が気になる、お肌によくないと困るという方はこちらのタイプを選ぶのが◎です。

 

 

 

価格で選ぶ

<スクラブ洗顔>がおはだにいいかよくないかという問題のほかに、価格も気になるでしょう。

 

日常の洗顔で使うものなので、あまり価格が高いものは手を出しにくいところ。

 

自分が使い続けられる商品を選ぶようにしましょう。

 

価格と容量も大切なポイントです。商品の価格自体が安くても、容量が少なければ、結局お得とは言えません。

 

1回に使う量が多いタイプも価格が安くても経済的ではないでしょう。

 

また、安かろう悪かろうという商品も買いたくないものです。

 

そのため、実際に<スクラブ洗顔>を購入するときは、価格＋他の要素もチェックしてください。

 

 

スクラブ洗顔でおはだが悪くならないための注意点は何？

 

<スクラブ洗顔>はおはだによくないと言われますが、それは使い方にもよります。

 

そこで、<スクラブ洗顔>でおはだに悪い影響を出さないようにするための注意点を説明しましょう。

 

 

 

ゴシゴシ洗うのはだめ

すでに説明したことではありますが、<スクラブ洗顔>でおはだをゴシゴシ洗うのはだめです。

 

<スクラブ洗顔>はそんなことをしなくても、十分効果を発揮します。

 

むしろゴシゴシ<スクラブ洗顔>で洗うと、ツブツブ粒子がおはだへの刺激になりすぎて、傷めてしまうことがあります。

 

 

 

ニキビは赤みある箇所にはだめ

おはだにニキビや赤みがある箇所に<スクラブ洗顔>をするのはだめです。

 

<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子がこのような箇所への刺激になりすぎるためです。

 

そのため、ニキビや赤みが治まってダイジョウブそうだとなってから、<スクラブ洗顔>をしてください。

 

 

 

日焼け直後はだめ

日焼け直後のおはだは繊細でデリケートになっています。

 

紫外線を浴びた影響で、ちょっとの刺激にも敏感に反応してしまうのです。

 

そのため、ここで<スクラブ洗顔>をするのはだめでしょう。

 

ここはいったん休んで、症状が落ち着いてから<スクラブ洗顔>をしましょう。

 

 

おはだによくないとも言われるスクラブ洗顔が向いている人・向いてない人

 

 

 

向いてる人

おはだに良くないとも言われる<スクラブ洗顔>ですが、向いている人、おすすめな人もいます。

 

次のような人です。

 

• ”皮脂”による毛穴の黒ずみやニキビに悩んでいる人
• 毛穴が詰まりやすい・”汚れ”やすい人
• ツヤツヤの肌を手に入れたい人

 

<スクラブ洗顔>を使うと、通常の洗顔料ではできないような”汚れ”、余分な”皮脂”・”角質”を落とすことができます。

 

その結果、おはだがツヤツヤになるでしょう。

 

”皮脂”による毛穴の黒ずみやニキビにも有効ですから、使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

向いていない人

<スクラブ洗顔>はおはだによくないということですから、当然向いていない人、おすすめでない人がいます。

 

次のような人です。

 

• 敏感はだや乾燥はだの人
• 日焼けをした人
• おはだががさついている人

 

<スクラブ洗顔>のツブツブ粒子はお肌の刺激になりやすいです。

 

特に上記のような人の場合、その刺激が強すぎて、はだトラブルが起きることも考えられますので、使用を控えた方がが無難です。

 

 

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