スキンケアは「朝」か「夜」だったら、どっちが大事?使い分けを徹底解説!
スキンケアをするとき、忙しい朝か、眠たい夜か、どっちを重点的にケアすればよいのか分からなくなるときがありませんか?
時間がないのに入念なケアなんてできないよ~、という方も一定数いらっしゃると思います。
しかし肌トラブルを防ぐためには、朝も夜も念入りなスキンケアが大事なのです。
本稿では、朝と夜に分けて、具体的なケア方法について解説していきます。
朝と夜ではスキンケアの目的が違う!
そもそも朝と夜ではスキンケアをする目的が異なります。
いかにしてスキンケアの方法を分けるかによってその肌のもつポテンシャルというものを発見することができます。
なので目的に沿ったスキンケアをすることによって適切な効果を遺憾なく発揮することができるのです。
洗顔料や化粧水が本来持つ効果を存分に実感するためにしっかりと前もって調査してから使用しましょう。
特に夏場は汗をかく量や頻度が多くなるので注意が必要です。
朝にスキンケアをする意味
朝にスキンケアをする意味は、寝ている間にかいた汗や皮脂などを洗顔によって洗い流すことや、日中に受ける紫外線などの外的刺激からお肌を守ることにあります。
また、肌を乾燥から守ったり、化粧前に肌をととのえる役割も果たしています。
人間は一晩に約コップ一杯(200ml)の汗をかいていると言われています。
「夜はベッドで横になっていただけだから汚れていない」と油断していませんか?
しっかりと汗はかいていますし、皮脂も分泌されています。
寝ている間の汚れを落とすことによってその後の化粧乗りもよくなり一石二鳥です。
夜にスキンケアをする意味
夜にスキンケアをする意味は、メイク落としと、皮脂汚れを落とすためや、日中の外出によってダメージを受けたお肌のケアにあります。
メイクはクレンジングで落とすことはもちろん、外出の際の紫外線で受けたダメージは侮れません。
また、夜の脂を放っておいたまま就寝してしまうと、脂が酸化し、黒ずみの原因になってしまいます。
メイクだけではなく、皮脂汚れもしっかり落としましょう。
結局どっちも大事
朝と夜、どっちが大事なのかと言われれば、結局どっちも大事だというのが結論です。
それぞれに意味があり、どちらかが疎かになればそれだけ効果は半減します。
それでは具体的にどのようにスキンケアをすればよいのでしょうか。
次項で解説していきます。
【朝編】スキンケアの具体的な方法
それでは具体的に、どうやってスキンケアしていけばよいのか解説していきます。
朝は、「洗顔」「化粧水」「美容液・乳液」に分けて解説します。
洗顔
まず洗顔についてですが、これは朝と夜共通で気を付けてほしいことになります。
大事なのは「ぬるま湯」で顔の汚れを先にある程度取っておくことです。
寝起きの顔には皮脂や汗がびっしりとついていますので、それらを落としてから洗顔フォームをつけることによって、より汚れを落とすことができます。
洗顔フォームはネットでよく泡立て、円を描くように肌に乗せましょう。
肌をてのひらで直接触ってはいけません。
泡の摩擦でじんわりと落とすイメージです。
化粧水
洗顔で肌の汚れを取り除いた後は、化粧水でしっかりと肌にうるおいを与えましょう。
朝の場合はこれから外出する場合も多いでしょうから、紫外線からのダメージを考える必要があります。
肌のコンディションを整えておくことによって肌へのダメージを最小限に減らすことができます。
特にこれからの季節は乾燥しやすい口元や目元にしっかりと塗り込んでおきましょう。
また、化粧水は人肌に温めてから使うとより効果を実感できますのでお試しください。
美容液・日焼け止め
次に美容液・日焼け止めです。
美容液はお肌への栄養剤のようなスペシャルアイテムです。
使う量をケチってはいけません。
たっぷりとお肌になじませるようにしましょう。
また、外出する際の紫外線などの外的刺激からお肌を守るために日焼け止めは必須です!
かならず使うようにしましょう。
SPF50+ PA++以上のものを選び、確実に紫外線をカットしましょう。
■SPF
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、UV−Bに対する防止効果を示すものです。SPFの数値は、日焼け止め化粧品を塗った場合、塗らない場合に比べて何倍の紫外線を当てると、翌日に肌がかすかに赤くなるかを示しています。SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。■PA
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略。こちらはUV-Aに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。
紫外線を浴び続けるとシワやたるみの原因になり、将来的に老けて見られるようになるだけではなく、皮膚がんの遠因にもなりえます。
ですのでしっかりと対策はしておきましょう。
【夜編】スキンケアの具体的な方法
次にスキンケア:夜編について解説します。
朝と特に変わりませんが、日中に受けたダメージを回復・ケアする必要があります。
洗顔
夜の洗顔も基本的には朝と同じですが、夜はクレンジングの行程が入ってきます。
顔や手を水に濡らしていない状態でクレンジングオイルを手に適量取り、円を描くように顔になじませていきます。
この際、アイシャドウなどは瞼の上に乗っているため、優しくこするようにしてください。
いずれにしても強くこすることは肌にとってストレスになりますし、摩擦によるくすみ、シミの原因にもなります。
絶対にやめましょう。
化粧水
化粧水に関しても朝と方法は特に変わりませんが、夜は朝と比較して時間がある分、パックなどを使ったケアがしやすいです。
テレビを見ながらでもいいですので時間をかけてケアをしましょう。
ただし、パックはピーリング材などが入っているものもあるので、毎日ではなく、3日に1回くらいの頻度でも十分です。
また、アルコールフリーのものを選び、お肌に負担をかけないようにしましょう。
美容液・乳液
美容液に関してもパックが有効です。
市販のパックには美容液が含まれているためそこまで気にする必要はありませんが、自身でブレンドしたいのであれば数種類の美容液をブレンドしてみるのも手です。
また、夜は日焼け止めが必要ないので代わりに乳液を使います。
乳液には、化粧水や美容液が蒸発するのを防ぐ効果があります。
乾燥しがちな冬場などは積極的に使っていきましょう。
乾燥はお肌の大敵です。
スキンケアは肌タイプによって選ぶ
スキンケアの方法は万人に効果があるものではありません。
スポーツでいうと、体の柔らかい人がいたり体幹の強い人がいたり、人それぞれでその人にあった練習方法は違います。
お肌にとってもそうで、乾燥肌やオイリー肌など、多種多様です。
次は肌種類ごとのケアの仕方について解説します。
普通肌
普通肌の人は、皮脂の分泌が正常に行われ、特に乾燥してもいないしオイリーでもない人をいいます。
こういった人は肌トラブルが少なく、健康なお肌をお持ちの人が多いです。
しかし何かのきっかけ、例えば加齢や紫外線にさらされることなど、油断をすると皮脂の分泌が偏ってしまいがちなので注意が必要です。
特にストレスは百害あって一利なし、できるだけ発散するようにしましょう。
乾燥肌
乾燥肌の人は皮脂の分泌が少なく、肌がカサカサしている状態の人です。
こういった人は保湿をしっかりすることが何よりも大事です。
洗顔の際にもこすり過ぎず、優しく洗うようにしましょう。
必要な皮脂を取ってしまうと余計に乾燥してしまって肌トラブルが悪化してしまいます。
また、必要に応じて外出先でも保湿クリームなどを塗るなどして対策を行いましょう。
冬場は特に乳液の使用をケチらないようにしましょう。
オイリー肌
オイリー肌の人は皮脂が余分に出てしまっていて、皮脂汚れが毛穴に詰まって酸化し、黒ずみやニキビの原因になってしまっています。
こういった人はまず洗顔の仕方から見直してみましょう。
まずここでも必要な皮脂まで取ってしまうのはNGです。
肌にとって必要な皮脂まで取ってしまうというのは、自然の保湿クリームを奪ってしまうということになるのでそれを埋め合わせようと余計にオイリーになってしまいます。
オイリー肌の人もやることは保湿です。
乳液を使い、皮脂の代わりにしましょう。
夏場などは汗をこまめに拭き、皮脂が毛穴に詰まらないようにしましょう。
健康な肌を目指すなら内側から!
ここまでスキンケアについて解説しましたが、外側からのケアも大事ですが内側からのケアも大事です。
美容液に頼るだけでなく、普段の生活から見直して、内側からきれいになっていきましょう!
三食しっかり食べよう!
人体は食べたものでできています。
あなたが今日食べたものはしっかりとお肌の状態に現れます。
毎日ジャンクフードばかり食べていませんか?
もしそうならいくら美容液を使ったとしてもお肌はきれいになりません。
また、偏った食事、少なすぎる・多すぎる食事量など、食に関するバランスが崩れているとお肌トラブルに繋がります。
しっかりと三食栄養価の高いものを食べましょう。
睡眠はしっかり取ろう!
睡眠は1日の3分の1を占めています。
人間にとって睡眠は必要不可欠であり、不足するとストレスもたまりますし、そもそも脳の働きが鈍くなってしまいます。
これではスキンケアをする余裕も生まれません。
できれば毎日8時間は睡眠をとりたいところですが、忙しくて時間が取れない人は毎日同じ時間に寝るようにしましょう。
規則正しい生活が美しい肌の第一歩です。
ストレスを溜め込まない!
究極的にはストレスを溜め込まないことが重要です。
ストレスはお肌にとって百害あって一利なし。
皮脂の分泌が活発になってニキビの原因にもなりますし、生理不順の原因にもなります。
自分の没頭できる趣味を見つけ、適度にストレスを発散しましょう。
結論:朝も夜も念入りなスキンケアを
朝も夜もスキンケアは大事です。
それぞれに違った目的があったとしても、両輪で動いています。
どちらかが欠けていたら効果は半減します。
自分に合ったスキンケアの方法を見つけ、ストレスを溜め込まずに美しい肌を維持していきましょう!