帽子をかぶると薄毛やハゲるのは本当?逆に育毛できるキャップも紹介!
「帽子をかぶっていると薄毛になる」こんな噂を聞いたことありませんか?
仕事中は帽子をかぶって作業しなければいけない人もいるでしょうし、私生活でかぶる人も多いですよね。そんな人は、このうわさの真相が気になるはず。
そこで今回は、そんな帽子が本当に薄毛の原因になっているのか、詳しく検証しましょう。
帽子はハゲる?薄毛になると言われる4つの理由
実は帽子をかぶっているからといって、薄毛になるというわけではありません。自分の薄毛の原因を帽子のせいだと決めつけなくてもいいのです。
とはいえ、まったくの無関係というわけでもありません。逆に帽子をかぶらないと、薄毛が進行する恐れもあります。
では、なぜ帽子で薄毛になると言うのでしょうか。理由があるはずですから、探ってみましょう。
蒸れによる菌の繁殖
実は頭皮にはさまざまな細菌が潜んでいます。
細菌自体は悪いものではなく、バランス良く存在することで、肌のバリア機能を正常に保つ役割を演じています。
しかし、帽子をかぶって頭皮が蒸れた状態になると、細菌が必要以上に増殖してしまうのです。
細菌が増殖しすぎると他の菌とのバランスがくずれ、頭皮環境が悪化します。
その結果、毛穴のつまりや炎症が起こりやすくなり髪の成長を阻害します。ふけやかゆみが出るほか、抜け毛の原因にもなるのです。
これが帽子をかぶると薄毛になることの真相です。
頭皮環境を守るために、帽子を被って外出した際は帰宅後にしっかりと頭皮を洗い、1度使用した帽子はその都度洗うようにしましょう。
皮脂や汚れで毛穴が詰まる
帽子をかぶると頭が蒸れやすくなり、雑菌が繁殖しやすくなりますが、それだけではありません。
皮脂や汗の分泌も増えます。皮脂や汗の分泌が増えると、毛穴を詰まらせ頭皮環境が悪化するのです。
毛穴が詰まった状態だと、頭皮の器官の働きも悪くなり、髪の生成がしにくくなるので薄毛に繋がることがあります。
帽子の締め付けによる血行不良
帽子をかぶるとき、締め付けすぎていませんか?帽子の種類にもよりますが、サイズが窮屈で締め付けてしまうこともあります。
帽子で頭を締め付けてしまうと、血行が悪くなってしまいます。
髪は頭皮に十分な栄養と酸素が行き届いてこそ成長するものです。
血行が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養素が頭皮に行き渡らなくなってしまい、健康的で元気な髪が生えにくくなります。
締め付けの強い帽子というのはかぶっていても気持ちが良くないものですが、髪や頭皮にも良くありません。
そのため、血行不良にならないよう、帽子をかぶる時は締め付けに気を付けましょう。
また、こまめに帽子を脱いで長時間の着用を避けましょう。
摩擦ダメージがある
帽子を着脱することで、髪との間に摩擦が生じます。着脱回数が少なければ、たいした摩擦にもなりませんが、回数が多くなると少しずつダメージが起きてきます。
この摩擦ダメージは髪に良くなり、薄毛の遠因になることもあるでしょう。
帽子の着脱というと、摩擦以外に髪や頭皮を引っ張ってしまうことがあります。引っ張ることで生じることがあるのが「牽引性脱毛症」
習慣的に髪を強く引っ張り続けると、髪が抜けやすくなるのです。
「牽引性脱毛症」はポニーテールや編み込み、三つ編み、お団子などの髪型にしている人、前髪を後ろに引っ張るような髪型にしている人に起こりやすいですが、帽子の被り方が関係することもあります。
帽子による薄毛予防の効果
帽子をかぶるとどうして薄毛になると言われるのか、その理由を見てみましたが、反対に帽子が薄毛予防になるという考え方もあります
帽子は、有害な紫外線や乾燥から頭皮を守る役割があるためです。
まず、紫外線は頭皮や髪の健全な成長には有害な物質です。紫外線により頭皮が日焼けすると、大幅に環境が悪化し、髪に大きなダメージを与えます。
そのため、紫外線から頭皮や髪を守る必要があるのですが、その役割を果たしてくれるのが帽子です。
帽子をかぶれば直接頭皮や髪に紫外線が届くことはなくなり、紫外線ダメージも生じにくくなります。
乾燥から頭皮と髪を守ってくるのも帽子です。帽子をかぶることで蒸れやすくなるという面はありますが、この性質を活用すれば、冬場の乾燥対策になります。
日本の冬では乾燥が進みやすい地域があり、そのような地域で暮らしていると、頭皮や髪も乾燥しやすくなります。
髪が乾燥し、水分不足になると、まとまらなくなる、絡みやすくなる、枝毛が増える、パサパサするなどの思わしくない症状が出てきます。
それが抜け毛にまで至るかはわかりませんが、髪の状態を著しく悪化させるのは確か。
だからこそ、冬場は帽子で髪の乾燥を防ぐ必要があります。
もう一点加えておくと、帽子は冷えからも頭皮を守ります。
実は頭皮の冷えも薄毛に関係があるのです。
頭皮が冷えると、血行不良になり、髪の毛に十分な栄養が行き届きにくくなります。
頭皮の血管はとても細いので、冷えて収縮すると、血行が非常に悪くなります。
それが髪の生育不良に繋がるのです。枝毛や切れ毛などを起きやすくなるほか、薄毛が進行してしまうこともあります。
そこで冬場は帽子をかぶって、頭皮の冷えを防ぎ、薄毛対策ができます。
帽子で薄毛を防ぐ際の注意点
帽子をかぶることで薄毛予防効果もあるのですが、そのためにはいくつかの注意点があるので確認してみましょう。
定期的に脱ぐ
帽子をかぶり続けると、頭皮や髪が蒸れやすくなります。
それが冬場の乾燥対策にもなるのですが、蒸れすぎは避けなければいけません。蒸れすぎれば、雑菌も増殖しやすくなって、頭皮環境も悪化します。
そこで定期的に帽子を脱ぐようにしましょう。かぶりっぱなしにするのではなく、時々帽子を脱ぐことで、頭皮や髪に新鮮な空気が届き、蒸れにくくなります。
仕事によっては頻繁に帽子を脱ぐのが難しい場合もあるでしょうが、休憩時だけでも脱いでおくことで、ある程度の雑菌対策になるでしょう。
通気性のいい帽子を選ぶ
ファッションや日常用として帽子をかぶるのなら、通気性のいいものを選びましょう。通気性が良ければ、頭皮や髪の蒸れも防ぎやすくなります。
では、どんな帽子が通気性がいいのか、いくつかご紹介します。
メッシュタイプ | 空気が通りやすく、蒸れにくい |
天然素材 | 麦わらやリネン素材の帽子は風通しがいい。つばが大きければ、熱中症対策にもなる |
サーモニット素材 | 通気性が良く、さらっと快適 |
頭皮や髪の毛をしっかり洗う
帽子をかぶると皮脂や汗の分泌が多くなり、頭皮環境の悪化に繋がりますから、しっかり洗髪して洗い落とすことが大事です。
正しい洗髪方法を行うようにしてください。
次のような手順に従って、洗髪すれば大丈夫です。
- シャンプーは手のひらで泡立て空気を入れ込む
- 指の腹を使って(くれぐれも爪は使わないこと)、頭皮全体にまんべんなくシャンプーを馴染ませる
- 頭皮を傷つけないように、優しく指の腹を動かし汚れを落とす
- 35℃前後のお湯でシャンプーを洗いながす
ここでポイントになるのがお湯の温度。35℃では少しぬるいのではと思う人もいるでしょうが、皮脂を落とすことが目的ならこのくらいがちょうどいいです。
40℃を超えるお湯を使うと、頭皮に刺激がありすぎるほか、乾燥もしやすくなって、ふけやかゆみが生じやすくなります。
帽子を定期的に洗う
ここまで述べてきたような対策を行っても、帽子が不潔では効果が薄れてしまいます。
通気性のいい帽子でも長い間かぶっていれば、汚れも溜まり雑菌も繁殖しやすくなるものです。
そのため、定期的に帽子を洗うようにしましょう。
汚れて雑菌が繁殖した帽子では薄毛対策はできません。かえって薄毛が進行してしまうでしょう。
清潔できれいな帽子をかぶる、これが薄毛対策の基本。
下着や靴下は毎日洗う人が多いでしょうが、意外に帽子は放置しやすいものです。
しかし、洗わずに放置した帽子は頭皮や髪によくありませんから、時々でいいので、洗うようにしてください。
薄毛にならない帽子の被り方
帽子をかぶることで、薄毛になることもあれば、薄毛予防になるという説明をしてきました。
一体どちらになるのだろうと疑問に思う人もいるでしょうが、その分かれ道になるのが帽子の被り方です。正しい帽子の被り方をすれば、薄毛予防に繋がります。
そこで、帽子の正しい被り方を解説しましょう。
サイズにゆとりを持つ
帽子が風で飛ばされるのは困るということで、サイズが小さいもの、窮屈なものをかぶっている人もいますが、これが頭皮の締め付けに繋がり、薄毛の原因になることがあります。
そのため、帽子を選ぶときはサイズにゆとりのあるものにしましょう。
それでは脱げてしまうのではということなら、留め具のついた帽子もおすすめです。
長時間着用しない
「定期的に脱ぐ」のコーナーでも解説しましたが、帽子をずっとかぶり続ければ、蒸れやすくなって雑菌が繁殖しやすくなります。
皮脂や汗の分泌も多くなり、毛穴つまりとなることもあるでしょう。
そのため、長期間帽子を着用するのは避けましょう。
外にいるときに直射日光を避けるためだけにしておく、室内にいるときはかぶらないというようにしておけば、頭皮や髪の環境も守りやすくなります。
汗を拭き取る
帽子をかぶると頭皮に汗をかきやすくなるので、こまめに拭き取ってください。
汗を放置したままでは不衛生な状態になり。頭皮や髪の健康を損ないます。
帽子をかぶったままでは汗もかいたままになるので、時々脱いで汗を拭き取るだけでも清潔な環境を維持できるでしょう。
育毛に良い帽子がある?人目を気にせず薄毛対策できる商品を紹介!
帽子による薄毛の原因と、帽子には頭皮を守る役割があるということを説明しました。
実は、世の中にはかぶるだけで育毛が出来る帽子があるのをご存知でしたか?今回はそんな帽子のなかから、下記の3つを紹介したいと思います。
それぞれの効果について、詳しくみていきましょう。
RegrowMDLaser272
「Regrow MD Laser 272」は、米HairMax社が開発した帽子でアメリカ食品医薬品局(FDA)からも承認を受けています。
使い方は簡単で、Regrow MD Laser 272をかぶって電源ボタンを押すだけ。1回30分の装着を週に3回するだけで発毛を促す帽子なのです。
帽子の内側についている"272個"のレーザーを頭皮にあてることで、毛包を活性化させます。
重さは226gと軽いため持ち運びも簡単で、自宅でも外出先でも使用可能。掃除も簡単で、内部を湿った清潔な布やアルコールで拭くだけです。
ZeroTCap
「ZeroTCap」は、内側にLEDライトが取り付けられた帽子です。
特徴は、LEDライトの色が赤色と青色の2色あること。それぞれの色で違う効果があります。
赤色LEDは頭皮の奥深くまで届き、細胞に働きかけることで髪への血流を増加させます。
これにより髪の毛に多くの栄養を届けることができ、髪の毛をさらに成長させることが可能。青色LEDは頭皮の表面の汚れやフケを取り除き、炎症を抑えたり予防したりすることができます。
それに加え、ライトが頭皮を除菌して細菌の増殖を抑えてニキビやフケの発生も抑えてくれます。
このように赤色LEDで発毛を促し、青色LEDで頭皮環境を改善してくれるんですね。
また、光の強さを3段階で調整する機能も搭載。照射モードも赤色LEDモード、青色LEDモード、デュアルモードの3種類があります。
さらに、お好みの光の強さ、モードを選択することができます。
The Power Cap
「The Power Cap」は遠赤外線効果で頭皮を活性化する帽子です。
遠赤外線の効果は毛細血管の拡張、血流循環の促進、代謝障害の改善、細胞組織の活性化、酸素生成の促進など。
その効果が頭皮に現れれば、かぶっているだけで、手軽に育毛・発毛・抜け毛予防・白髪帽子などができます。具体的には次のような効果が現れやすいです。
- 髪にハリヤコシが出る
- 髪にボリュームが出る
- 分け目や頭皮が目立たなくなる
- 抜け毛、特に細い抜け毛が減る
「The Power Cap」の遠赤外線は海藻由来の物質から放射されています。35℃くらいの温度になると放射率が90%以上とピークになりますので、人体の体感温度に応じて最も放射率が高くなるのです。
「The Power Cap」をナイトキャップとして使うと、枕や布団の摩擦から髪のキューティクルも保護。髪を傷めません。
「The Power Cap」は軽くてコンパクトで持ち運びにも便利です。リバーシブルなので、両面どちらでもお使いいただけます。
被り心地はふんわりしていて、かぶってしまうのを忘れてしまうほど。お洗濯もしやすく、しわにもならず、扱いやすいです。
さいごに|帽子は育毛ができる!
今回は、帽子をかぶることで起こる薄毛の原因と帽子の有用性、かぶるだけで育毛を促してくれる画期的な帽子を紹介しました。
適切な使い方、管理をすれば帽子は頭皮を守ってくれる大切な道具です。最近では、効果のある帽子もあるというのだから驚きですよね。
外出中でも薄毛対策をしたい方は、育毛を促す帽子をかぶって頭皮を守りながらその願いを叶えてみましょう。