葉酸は必須ビタミンの1種で、妊娠中の方にとって重要な役割を持つため、積極的に摂取するよう推奨されていることが広く知られています。

 

そんな葉酸に、実は育毛をサポートする効果があるということが判明しています。体内において欠かせない栄養素である葉酸を摂取しながら薄毛対策もできるのであれば、一石二鳥ですよね。

 

本記事では、そんな葉酸の詳しいメカニズムと、葉酸が多く含まれている食品を紹介していきます。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

葉酸とは？育毛のメカニズムを解説！

 

必須ビタミンである葉酸は、体内で欠かせない栄養素の1つ。そんな葉酸を毎日適切な量摂取することで、育毛の手助けになるということが判明しています。

 

では、いったいどんな役割が育毛に影響するのでしょうか。

 

まずは、葉酸について詳しくみていきましょう。

 

 

 

葉酸とは？

葉酸は、水溶性ビタミンの1つでビタミンB群の仲間です。

 

1941年にホウレンソウの葉から発見されたことからその名前がつけられました。

 

葉酸には、たんぱく質や細胞をつくるときに必要なDNAを合成する役割があります。

 

そして、妊娠初期の女性は葉酸を積極的に摂取するよう推奨されますが、それは細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立つため。

 

さらに、葉酸は「造血のビタミン」という呼ばれ方をするほど造血作用を助けることが知られており、血行不良を改善する効果にも期待が持てます。

 

こうした特徴が髪の毛に効果的と考えられているのです。

 

 

 

 

妊娠中や産後は葉酸が足りなくなり薄毛になる

通常時	「240㎍」の葉酸が必要
妊活中・妊娠初期	「640㎍」の葉酸が必要
妊婦	「480㎍」の葉酸が必要
産後	「340㎍」の葉酸が必要

 

妊婦や産後に薄毛に悩む女性は多いですが、その理由の一つで葉酸不足という事があげられます。

 

通常、女性の葉酸の必要量は240㎍（マイクログラム）です。

 

しかし、妊婦中や産後は赤子に栄養を吸い取られるため、多くの葉酸が必要となります。

 

特に妊活中や妊娠初期は640㎍が必要となり、不足してしまうと抜け毛や薄毛などに症状にもなってしまうのです。

 

 

葉酸の育毛メカニズムとは？

葉酸が育毛に効果的といえる理由は2つあります。

 

 

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

 

 

 

血行を促進する効果がある

1つ目は血行を促進する効果があること。造血のビタミンとも呼ばれる葉酸は、ビタミンB12と協力して赤血球細胞の形成を助けます。

 

このように赤血球細胞が増えると血液の量も増え、その結果血行の流れがスムーズになるというわけです。

 

髪の毛においては、特に頭皮まわりの血行が改善されることで、毛髪をつくるのに必要な栄養や酸素をより多く毛母細胞へ運ぶことができます。

 

逆に葉酸が不足すると、血行が悪くなってしまう可能性があるだけでなく、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血の原因になることもありえるので注意しましょう。

 

巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)とは、ビタミンB12や葉酸が欠乏することで発症する貧血です。血液中に存在する赤血球は骨髄の中でつくられます（造血）が、ビタミンB12や葉酸が欠乏すると造血機能に悪影響が及び、貧血を発症します。 貧血症状以外にも、味覚障害や食欲低下、体重減少、白髪などの症状が現れることがあります
引用：巨赤芽球性貧血

 

 

 

たんぱく質や細胞の生成に重要な役割を持つ

2つ目は、たんぱく質や細胞の生成に重要な役割を持つこと。

 

葉酸が合成を助けるDNAには、遺伝情報どおりに細胞をつくるよう指示を出す役割があります。

 

つまり、葉酸が不足するということは、正常な細胞が作られなくなってしまう原因になってしまうということです。

 

毛髪は毛母細胞が活発に細胞分裂を起こすことにより、押し出されるように伸びていきます。

 

ここで葉酸が不足して細胞分裂がうまく行われないと、毛根が細く抜けやすくなったり、そもそも髪の毛が生えてこなくなってしまう原因になりかねません。

 

こうした要因からも、葉酸の重要さがわかりますね。

 

 

葉酸の種類

 

ここでは葉酸の種類をご紹介します。

 

 

 

合成葉酸（モノグルタミン酸型葉酸）

モノグルタミン酸型葉酸は、サプリメントに含まれている葉酸で、体内の吸収率（生体利用率）が85％と非常に高い特徴があります。

 

バイオアベイラビリティ（英: bioavailability）または生物学的利用能（せいぶつがくてきりようのう）もしくは生体利用率とは、薬剤学において、服用した薬物が全身循環に到達する割合をあらわす定数である。 定義上、薬物が静脈内に投与される場合、そのバイオアベイラビリティは100%となる。

引用：バイオアベイラビリティ

 

 

 

天然葉酸（ポリグルタミン酸型葉酸）

ポリグルタミン酸型葉酸は、食べ物に含まれている葉酸です。

 

一般的に言えば合成よりも天然の方が良いと思われがちですが、吸収されたあと流れは下記のようになります。

 

1. 食べ物（天然葉酸）を摂取
2. 体内で合成葉酸に変換
3. 合成葉酸を吸収

 

という流れになっており、体内で吸収される合成葉酸を予め入れておいたのが葉酸サプリメントの特徴となります。

 

また、天然葉酸は上記の様な流れから、生体利用率は50％程度とサプリメントから摂取した方が効果的です。

 

 

妊娠中・産後の葉酸摂取は厚生労働省も推奨

 

厚生労働省は「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 ～妊娠前から、健康なからだづくりを～」という報告書でサプリメントによる合成葉酸の摂取を推奨しています。

 

ページとしては15ページあたりです。

 

サプリメントや食品中で？強化される葉酸（狭義の葉酸）は、化学名をプテロイルモノグルタミン 酸といい、グルタミン酸が一つ結合した構造を持ちます。一方、通常の食品中に存在する葉酸（食事 性葉酸）は、複数のグルタミン酸が結合したポリグルタミン酸型として存在します。食事性葉酸の生 体利用率は狭義の葉酸に比べ低いため、生体利用率の高い狭義の葉酸として摂取するように推奨され ています

 

冒頭にも書きましたが、妊娠中や産後は必要な葉酸量が多くなります。

 

食事だけで葉酸を吸収しようとすると、かなりの量を食べないといけない　かつ　時期によって農産物にふくまれる葉酸量が違うという点から、サプリメントで葉酸を摂取するのがベターでしょう。

 

 

葉酸を取り入れて薄毛対策！おすすめの食材3選

 

葉酸は育毛だけでなく、健康な体を維持するためにも必要不可欠な存在。それでは、どんな食品を食べれば葉酸を効率よく摂取することができるのでしょうか。

 

葉酸はさまざまな食品に含まれますが、そのなかでも特に含有量の多い食品を紹介していきます。

 

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

 

焼きのり・味付けのり

焼きのり・味付けのりは、葉酸が多く含まれる食材のなかでも群を抜いて多く含まれています。

 

その量はなんと、焼きのりで約1,900㎍/100g、味付けのりで1,600㎍/100g。

 

際にわかりやすい量で計算すると、一般的におにぎりで使う焼きのりが1枚あたり3gなので、葉酸の量は57㎍/3gです。

 

成人の場合、1日に摂取すべき葉酸の目安量は約240㎍なので、1日4枚のりを食べれば育毛に必要な葉酸が摂取可能です。

 

 

 

鶏レバー

鶏レバーも葉酸が非常に多く、約1,300㎍/100gの量が含まれています。

 

レバニラ炒めなどで1人前約100g～150gのレバーを使うことが多いため、育毛に必要な量は十分に満たせますね。ただしレバー類には葉酸以外にもビタミンAが多く含まれています。

 

このビタミンAを妊婦さんが摂取しすぎると、赤ちゃんの奇形発生リスクが高まってしまうため注意してください。

 

 

 

枝豆

枝豆は野菜類のなかでは葉酸含有量が1番多く、320㎍/100gが含まれています。

 

しかし、葉酸は熱に弱い水溶性ビタミンであるため、ゆでることで260㎍/100gまで減ってしまいまうのです。

 

それでも1日に摂取すべき葉酸の目安量十分に満たしているため、そこまで気にしなくても問題はないでしょう。

 

ただし、ゆでることで他の栄養素も同時に逃げてしまうことが多いので、調理の際は電子レンジや蒸し器などで加熱することで、より高い効果が得られます。

 

 

葉酸配合のおすすめのサプリメント４選

 

ここでは弊社がおすすめの葉酸サプリをご紹介します。

 

基本的に葉酸を育毛目的で使うよりも妊娠中の方が使う用途の方が多く、妊婦をターゲットにした物が多いです。

 

妊娠中や産後に薄毛になったという声は多いですが、葉酸不足も関係している可能性があります。

 

 

 

mitete

 

miteteの特徴は、圧倒的な口コミの数です。

 

楽天市場では12000件以上の口コミがあり、人気NO1と言えるでしょう。

 

トータルで見ると10年で24000件以上の口コミがあり、葉酸サプリでは日本で最多の口コミ数となっています。

 

人気の秘訣は、葉酸だけでなく妊娠中・産後に減ってしまうビタミンやミネラルも豊富に含まれている点です。

 

日本で生産していることもデリケートな時期での安心材料となっております。

 

 

ベルタ葉酸サプリ

 

ベルタ葉酸サプリはmiteteと同じく楽天市場で非常に人気の製品で、口コミも2番目に多いです。

 

ただ、コスパという面でいえばあまりよろしくないのも事実。

 

ではどこで人気かといえば

• 全国の1181施設の産婦人科で紹介されている
• 合成葉酸（モノグルタミン酸型葉酸）よりも高い生体吸収率を誇る「酵母葉酸」を使用
• 定期購入で初回1980円、2回目以降も3980円になる
• 葉酸以外の妊婦に必要な成分もかなり多く含まれている

という点です。

 

特に全国の産婦人科が紹介しているという点で言えば、これほどまでに説得力のある製品はないでしょう。

 

また、生体吸収率85％の合成葉酸よりも上の酵母葉酸という成分を採用しており、単純な含量だけでは測れない部分もあります。

 

 

 

エレビット

 

エレビットもクリニックから推奨を受けている製品の一つです。

 

特徴は３つです。

 

• 1日あたりの葉酸量が800μgで断トツ多い
• 日本で初めて臨床実験を行ったエビデンスがある
• 厚生労働省が推奨する妊婦への栄養素を全て満たしている

 

この製品の選ばれる理由の第一位（全体の20％）が葉酸量が800㎍というところです。

 

他の製品は妊婦の必要な量の400㎍を標準として定めていますが、これは通常の摂取量240㎍に+してサプリメントで400㎍という計算方法です。

 

しかし、これには重大な問題があります。

 

まず1点目が、通常で240㎍を摂取出来るかわかないという点です。

 

想定では240となっているものの、近年のやせた女性が美人という風潮もあり、きちんと摂取ができているか不明です。

 

2点目に、合成葉酸は生体吸収率は85％という事。すなわち400㎍を摂取しても340㎍しか吸収されず、厚生労働省推奨の数字にはならないのです。

 

しかし、エレビットでは800㎍ありますので、85％の吸収率だと680㎍となり、丸々一日に必要な葉酸が取れるのです。

 

公式や口コミでは、このような事を発表しておりませんでしたが、かなり理論的に800㎍が入っているというのは理にかなっています。

 

また、臨床データがあるというのも、数字の裏付けが取れている証拠と言え、妊婦に必要な栄養素を含めている点も考慮し、おすすめができる製品といえます。

 

 

 

MedeTa葉酸 

 

MedeTa葉酸 も他の製品と同じく、医療機関からのおすすめが多い製品です。

 

今回のコラムのテーマでは妊娠と薄毛についてですが、他の製品は完全に妊婦向けの成分の配合なのに対し、この商品は妊婦に推奨な成分を満たしつつ、亜鉛が豊富という点があります。

 

ご存知の通り、亜鉛は薄毛で悩む人がまず注目する成分。

 

そのため、妊婦が薄毛改善の為に使うサプリとしては一番おすすめです。

 

 

さいごに｜葉酸のおすすめサプリメントを上手く取り入れよう！

 

今回は、薄毛抜け毛と葉酸との関係性について解説してきました。

 

葉酸は体内維持のために必要不可欠な栄養素で、その働きが髪の毛にもよい影響を与えることが分かりました。

 

葉酸は目安量以上を摂取しても消化されるだけなので、取りすぎを気にする必要はありません。

 

しかし、薬やサプリメントを過剰に摂取した場合は、神経障害、発熱、じんましんなどの症状が出る可能性もあるため、用法容量に注意して使用するよう注意しましょう。

 

 

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