髪の毛を染めると髪が抜ける?ヘアカラーによる抜け毛の原因や対処法を解説!

春から夏にかけての季節の変わり目は、気温がグッと上がり気分も解放的になるので、思い切って髪色をチェンジしようと考えることがあるでしょう。
ただ、繰り返しのヘアカラーによって髪の毛が抜けるようになった、抜け毛につながるのではないかという不安を抱く人が少なくはないよう。
ヘアカラーは外見的な魅力をアップし、気分転換にもなるものなので、本当に抜け毛が増えてしまうのか気になるところ!
今回は髪の毛を染めると髪の毛が抜けるのは本当なのか、抜け毛とヘアカラーの関係性や原因、安心の対処法をまとめてご紹介します。
髪を染めると髪が抜けるのは本当なの!?

頻繁にヘアカラーをしている人に撮っては、特に気にしてしまう髪を染めると髪が抜けるという情報。
髪を染めると、ヘアカラーに含まれている薬剤の影響を受けやすくなることから、抜け毛につながると考えられていますが、「髪が一気に抜けてしまう」という悪影響にはつながらないと考えられています。
毛髪診断士や有名美容師の見解によると、ヘアカラーをしただけでは髪が一気に抜けることはないものの、ある一定の原因では抜け毛が増えたり、髪がぶちぶち切れてしまうダメージにつながることが。
そして髪を染めると髪が抜けるのは、
- ヘアカラーに含まれる薬剤によるもの
- もともとの髪質、頭皮環境によるもの
- ヘアカラー以外にも紫外線や摩擦などが髪、頭皮にダメージを与えている
- ヘアカラーが合わない
- ヘアカラーが頻繁
といった影響が出ているのかもしれません。
もし、ヘアカラーをするたびに抜け毛が増えていると感じた場合は、上記のような影響が関係している可能性がありますよ。
髪を染めると髪が抜ける!?ヘアカラーと抜け毛の関係性
髪を染めると髪が抜けてしまうのは、前項でお伝えしたような原因が関係しています。
ここではさらに詳しく、ヘアカラーと抜け毛の関係性をまとめてみましたので、抜け毛予防・改善のための参考に役立ててくださいね。
頭皮や毛根へのダメージ
ヘアカラーで抜け毛が増えたと感じてしまうのは、薬剤による頭皮や毛根へのダメージが関係しているのかもしれません。
ヘアカラーに含まれる薬剤は、アルカリ性の性質によって髪のキューティクルをこじ開けるように作用します。
髪の表面を覆うキューティクルは、
メデュラを守る | 頭部への紫外線ダメージを緩和する |
コルテックスを守る | 毛髪のしなやかさ、弾力を保つ |
ツヤ、ハリ、うるおいを守る | 髪表面のツヤやうるおいを守り健康的な美髪をキープする |
という役割があるため、髪を染める薬剤のアルカリ性によってこじ開けられてしまうと、そこからどんどんうるおい・栄養が失われメデュラやコルテックスの機能も減弱してしまいます。
すると、髪のしなやかな差や弾力が失われて髪が細くもろくなり、抜け毛につながることがあるのです。
髪を染める頻度が多い
髪を染めて抜け毛が増えたと感じてしまうのは、頻度にも問題があるのかもしれません。
シーズンやヘアスタイル、メイクやファッションに合わせて髪色を変えることもひとつのブーム・トレンドになり、さらには気分転換にもなるので、短いスパンで髪を染めることも少なくはないでしょう。
ただ、髪を染めるのは前項でお伝えしたようにヘアカラーの薬剤の影響を受けてキューティクルが傷むため、頻繁に髪を染めると抜け毛が増えやすくなるのです。
頭皮環境の悪化やダメージによるもの
丈夫でしなやか、安定した育毛のサイクルをキープするためには、その土壌的な役割を担う頭皮環境の健康が絶対的な条件となります、
ですが頻繁に髪を染めていたり脱色をしていると、常に薬剤の影響を受けて頭皮が炎症を起こしたり、髪のツヤ・ハリ・育毛を助けるケラチンにもダメージが加わってしまいます。
髪を染める薬剤で頭皮がダメージを受けると、髪を生やし増やす栄養が不足してしまうことで抜け毛はもちろん薄毛にもつながるリスクがあるのです。
髪を染めると抜け毛が増える…影響をなくすためには?

髪を染めると髪が抜ける、そんな影響を理解してはいても、完全にヘアカラーをストップするのは難しく、逆にストレスに感じてしまいますよね。
ここではヘアカラーを楽しみながらも抜け毛を防ぐ、とっておきの対処法をまとめてみました。
ヘアサロンで髪を染めること
意外に知られていないのですが、手軽なセルフヘアカラーでも美容院に比べると抜け毛につながるダメージ成分が多く使われています。
抜け毛が気になる際には、プロ視点でいろいろなアプローチができる、ヘアサロンでのヘアカラーが安心。
抜け毛が気になることでトリートメントや血行を促すヘッドスパなども受けられるため、セルフヘアカラーを控えてプロにお任せし、髪と頭皮のコンディションを底上げしてもらいましょう。
2~3ヶ月に1回の頻度に落とす
頻繁なヘアカラーが、薬剤の影響を受けて頭皮環境が悪化し、抜け毛につながる原因でもあるのでまずは髪を染める頻度を2~3か月に1回程度の頻度に落としてみましょう。
2~3ヶ月の頻度でも、以下のようなヘアカラーであれば色ムラが目立たなく、色落ちしても自然なので違和感やストレスを感じずにキレイな髪色をキープできますよ。
グレージュ | ナチュラル且つ明るめの色落ちで肌色もキレイに見える |
ダークラベンダー | 黒髪と調和し、黒髪のツヤ、マットさを引き立てながら自然な色落ち |
オリーブ系 | アッシュ系の明るさ、白髪をカバーする色味でムラが目立たない |
ピンク、レッド系 | ナチュラルなブラウン系の色落ちで自然な印象に |
トープ | ラベンダー、ブラウン、ベージュと淡色系カラーがミックスしナチュラルな色落ち |
いつも以上に丁寧なダメージケアを
髪を染めるヘアカラーが原因で抜け毛が気になる際は、いつも以上に丁寧なダメージケアを施すようにしましょう。
髪を染めた後は、以下のような専用アイテムを用いることでキューティクルや頭皮のダメージを緩和させ、ヘアカラーの持ちを良くするメリットがありますよ。
ムラサキシャンプーまたはカラー専用シャンプー | 保湿しながらヘアカラーの黄ばみ、退色を防げる |
トリートメント | ケラチンや植物油脂配合、ハリや血行促進を促す |
アウトバストリートメント | 補修、保護成分、ドライヤーの熱に反応し髪を守るタイプ |
シルク素材のナイトキャップ | 睡眠時の摩擦・刺激を抑え、髪と頭皮の水分を守る |
インナーケアと生活習慣の見直し
髪を染めることで抜け毛が気になった場合は、内側からの補修や栄養摂取につながる、インナーケア・生活習慣の見直しも意識してみましょう。
多角的なアプローチで髪を染めることが原因の抜け毛を防ぐことも重要なポイントです。
髪に良い栄養の摂取 |
|
髪の修復に良い質の良い睡眠 | 成長ホルモンの恩恵を受けてダメージ修復につながる |
ストレスケア | ストレス=活性酸素が髪を傷つける |
おわりに

髪色を変えるのは気分も上がり、若々しく見えていろいろなヘアメイク、ファッションを楽しむことにもつながりますが、少なからずダメージがかかり、抜け毛・薄毛につながることがあります。
髪を染める際は髪が抜けるダメージをなくすためにも、頻度ややり方、日々のヘアケアを見直すよう心がけてみましょう。
このポイントを押さえておくと、いつもきれいなヘアカラーと丈夫で健康な髪質・頭皮環境がキープでき、抜け毛の予防にも役立つと言えますよ。