顔のゆがみが目立つ原因とは?効果的な治し方を知ってバランスの良い顔立ちに!
スキンケアやヘアケア、メイクなどで自分の顔をじっくり観察していると、
「左右でまったく顔立ちが違う、非対称さが気になる…」
「顔の骨や皮膚が痩せて、全体的にゆがみのある顔立ちが気になる…」
なんてショックを受けた経験がありませんか?
顔のゆがみは決してもともとの顔立ちではなく、日常生活を過ごす上でのほんのささいなきっかけで生じ、それに気づけないままにゆがみが悪化するケースが少なくはないんです。
今回は顔のゆがみが目立つと悩んでいる方に向けて、セルフケアや美容医療などの専門的な方法までをわかりやすく解説!
顔のゆがみの効果的な治し方をじっくりとチェックしながら、左右対称のバランスの取れた顔立ちを目指していきましょうね。
あなたの顔は左右対称?それともゆがんでいる?セルフチェック!
顔立ちがパーフェクトに整っている人は本当に一握りなので、自身の顔立ちがどこまでゆがんでいるのか、一般的な目安や診断がわからないと感じてしまいますよね。
自身の顔のゆがみレベルを知っておくと、「ゆがみを悪化、進行させないように気をつける」という意識が強くなり、左右非対称の顔立ちを目指すきっかけにもなるはず。
ここでは自分の顔がどの程度ゆがんでいるのか、セルフチェックでさっそく確認してみましょう。
- 左右の眉毛の高さが異なり、アイブロウメイクに苦労することがある
- 左右の目の大きさ、位置が異なっている
- 口角が下がり、皮膚のたるみが目立つ
- 鼻の先や中心とアゴの先の位置が一直線ではなくズレて曲がっている
- 鼻の穴の大きさ、カタチが左右で異なっている
- 頬骨の高さが違っている
- 笑顔を作った際、歯茎が出る範囲が左右で異なっている
- ほうれい線の長さや深さが左右で異なっている
- フェイスラインのカーブ、たるみの深さや位置が左右で異なっている
- 上下の中央の歯がズレた位置にある
上記のセルフチェックがパーフェクトに当てはまらないケースがほとんどないと言えますが当てはまるチェックリストに多いほど、顔のゆがみが目立つサイン。
そして、自身では鏡を見た顔でしか自身の顔立ち、ゆがみのレベルを確認できないため、身近な人に正面から見た写真を撮影して確かめてみることがおすすめです。
さらに、スマホで自撮りをする際に写真加工アプリの「グリッド線」を使って撮影すると、左右非対称のレベルを判断しやすくなるでしょう。
顔のゆがみが目立つのはナゼ?意外な原因6つを詳しく解説!
自身の顔のゆがみのレベルを判断できると、「そもそもどうして顔がゆがむの?」と不安に感じてしまうでしょう。
顔はもともとの作りがあるため、ゆがみももともとの要素が大きいというイメージが強いですが、実は日常生活を過ごす上でささいなきっかけがゆがみにつながってしまうんです。
ここでは顔のゆがみが目立つ、意外に知られていなかった6つの原因を詳しく解説します。
原因その①|加齢によるもの
顔がゆがんでしまう大きな原因のひとつが、「加齢による影響」です。
たとえば、20代の頃の自身の写真と、40代の写真を見比べてみると皮膚のたるみや老化が目立つと感じられるのではないでしょうか?
加齢は、皮膚を支える骨が痩せることで肌がたるむため、10~20代のころのようなハリや皮膚・骨の密度が失われ、たるみが目立つようになります。
顔のたるみやシワ、弾力のなさはそもそも、本来の引き締まって対称だったフェイスラインからズレた状態になるため、顔が全体的に歪んで見えてしまうのです。
原因その②|日常的な「クセ」によるもの
顔のゆがみのセルフチェックに当てはまる部分が多いのは、日常的な「クセ」が関係しているのかもしれません。
日常的な悪グセには、
- 食事時に片方の歯ばかりで咀嚼してしまう
- 頬杖をつくことが多い
- いつも同じ方向で横向きの寝姿勢を取っている
- 姿勢が悪い
- 荷物を持つ際に同じ方向でばかり持つことがある
- 口呼吸が常になっている
などが当てはまります。
まず食事時に片方側ばかりで咀嚼するクセがある場合は、もう片方が咀嚼によって鍛えることができないため、皮膚や骨、表情筋が衰えてたるみ、左右の非対称さが目立ってしまいます。
また頬杖をつく・同じ方向で横向きの寝姿勢をするクセがある場合も、頬杖をしている方の顔に余計な負荷がかかって片側はフラットな状態のため、フェイスラインのゆがみや両目の大きさの違いなどが目立つようになってしまいます。
さらに姿勢の悪さや同じ方ばかりで荷物を持つ場合も、
- 猫背の上体の負荷が顔にかかり皮膚が支えきれずにたるみ、ゆがむ
- 片側にばかり荷物の重力がかかり、片側の皮膚がたるんでゆがむ
といったゆがみの原因になることがあるのです。
正しい呼吸は、「鼻から吸って口から吐く」という流れが基本ですが、息を吸う・吐くことを両方口でする口呼吸がクセになっていると、口まわりの筋肉に負担がかかり、筋肉や皮膚がこわばって緊張した顔立ち、ゆがみの目立つ顔立ちの原因になってしまいます。
原因その③|遺伝的な影響によるもの
顔のゆがみは、前項までにお伝えしたような日常生活におけるクセや加齢などの影響が大きいですが、顔立ちを決める「遺伝的な影響」もあります。
自身の顔立ちは、両親や近親類者の影響を受けて形成されていくため、身近に顔の非対称さが目立つ両親や親類縁者がいる場合は、自身も影響を受けて顔のゆがみが目立つケースがあるのです。
原因その④|頭皮がガチガチに固まっているから
顔のゆがみの原因は、実は頭皮状態も影響していること、ご存じでしたか?
顔のゆがみと頭皮の状態がどうかかわっているのかイメージしにくいですが、頭皮と顔はひとつながりになっていて、頭が固いと血流が悪くなり、
- 顔に栄養や酸素が行き届かない
- 顔の血流が悪くなって、たるみの元となる乾燥につながる
- 頭皮がガチガチだと顔も引きつったように硬くなる
などの影響で、左右非対称のゆがんだ顔立ちに変わってしまいます。
頭皮に柔軟性があると、ひとつながりになった顔の皮膚の柔軟性も高く、たるみやシワのないハリ・引き締まったフェイスラインがキープできます。
ですが頭皮がガチガチになっていると顔がこわばり、めぐりも悪くなる分皮膚がたるんで、左右非対称のゆがんだ顔に変わってしまうのです。
原因その⑤|表情筋の運動不足によるもの
左右の目の大きさ、口角のゆがみ、たるみが目立つと悩んでしまった場合は、表情筋の運動不足に気をつけておくべきかもしれません。
この理由は、顔には30ほども表情筋が存在していて、顔の動きや表情を細かに変え、柔軟性をサポートする役割があるため。
- 日頃の運動不足が蓄積している
- あまり笑う、話すことが少ない
- ストレスや不安が多く、口角が下がりがち
などに当てはまる場合は、表情筋がどんどん衰えてしまって顔の皮膚や筋肉のスムーズに動かしたり、皮膚を支えるチカラが弱まっているサイン。
そのため、表情筋が持つ上記のような役割が活きずに、顔のたるみや非対称さが目立つようになるのです。
原因その⑥|歯並びの悪さによるもの
顔のゆがみが目立ってしまうのは、歯並びの悪さも影響しています。
- 食事時の噛み合わせが悪い
- 歯ぎしりをするクセがある
- 親知らずや遺伝的な影響
- アゴの発育に問題がある
- 頬杖をする習慣がある
- やわらかい食べ物ばかりを食べている
などが原因で歯並びは悪くなると言われていますが、歯並びは骨格のひとつでフェイスラインを形成する要素でもあります。
そのため歯並びがガタガタしていると、支えられている皮膚や骨格もゆがみ、顔全体がゆがんで見えてしまうのです。
顔のゆがみの治し方!【生活習慣編】
顔がゆがんでいると、本来の魅力が半減し外見的なコンプレックスを感じてネガティブな性格に変わってしまう心配があります。
顔のゆがみを治し明るい笑顔と自信を取り戻すべく、ここでは生活習慣の中で気をつけたい注意点、治し方のポイントを見ていきましょう。
姿勢を正し頬杖をつかないこと
顔のゆがみを治す、生活習慣のポイントは、姿勢を正して頬杖をつかないことが大きなポイント。
姿勢を正す重要性 | 乱れた体勢によってかかる、顔まわりへの負荷がなくなる |
頬杖を止める重要性 | 片一方側にかかる負担をなくし、フラットな状態になる |
姿勢が乱れていると、前かがみになった上体の重さが顔全体に負荷を与え、皮膚がたるんだり血行が悪くなってゆがみの原因となる老廃物・毒素が溜まってしまいます。
- 骨盤を立てる
- 胸を適度に張り肩甲骨を閉じる
- 腹筋を引き締めアゴを引く
- 天井から1本の糸で頭をつられているイメージを持つ
上記のようなポイントを押さえた正しい姿勢は、乱れた姿勢による顔まわりへの負荷が分散され、全身をフラットに整えることができます。
正しい姿勢で顔まわりに負荷がかからないためめぐりも良くなり、ゆがみの原因となる老廃物や毒素の蓄積も改善・予防できるでしょう。
代わって頬杖は、片側の顔が頬杖の負荷によって引っ張られるため、顔のゆがみはもちろんシワやたるみができやすくなります。
頬杖はルーズに見える、マイナスな印象を与える原因にもなるため、早めにクセをなくすようにしましょう。
口呼吸に気をつけること
顔のゆがみを治す効果的な方法は、口呼吸に気をつけることも重要なポイント。
本来正しい呼吸は、鼻から吸って口から吐き出すことが基本のため、口で息を吸う・吐く間違った呼吸は口まわりに負担がかかり、アゴが酷使されて顔のゆがみにつながってしまいます。
口呼吸を改善・予防し、鼻から吸って口から吐く正しい呼吸を身に着けるために、以下のポイントを押さえてゆがみの改善・予防につなげていきましょう。
鼻の調子を整える | 口呼吸の原因、鼻づまりなどのトラブルを治す |
睡眠時に口呼吸専用テープを使う | 口まわりにテープを貼ることで正しい呼吸につながる |
口まわり、アゴのトレーニングをする | トレーニングの刺激がゆがみの原因となるアゴ、口まわりの筋力低下を強化する |
専用マウスピースを使う | 口内を整えることで正しい呼吸につながる |
枕の高さ、質を見直す | 高すぎる、低すぎる枕は呼吸が苦しくなり口呼吸の原因に |
呼吸は普段あまり意識することがないですが、鼻の調子が悪かったりドライマウスに気付いた際は、知らず知らずのうちに口呼吸となり、顔のゆがみにつながるサインと言えます。
上記のようなポイントを押さえた口呼吸対策をして、顔のゆがみが悪化しないよう気をつけていきましょう。
ストレスや悩みを溜め込まないようにすること
顔のゆがみの効果的な治し方には、ストレスや悩みを溜め込まないよう、メンタル面のケアがおすすめです。
この理由は、ストレスや悩みでメンタル面のコンディションが悪いと、顔まわりを緊張させる自律神経・交感神経の働きが優位に立ってしまうため。
自律神経の交感神経が優位になると、上記のような影響ばかりではなく血管縮小・血流が制限されて顔の皮膚や関節、表情筋がガチガチになり、それがゆがみやたるみ、こわばりの原因になってしまいます。
ストレスや悩みを感じたら、
適度にカラダを動かす | 幸せホルモンの生成を促す |
ヒーリング系の音楽を聴く | 心身をリラックスさせるα波、1/fゆらぎの発生 |
趣味を楽しむ | ストレス解消、気分転換 |
適宜休憩を入れる | リラクゼーションの要、副交感神経を優位に立たせる |
ぐっすりと眠る | メンタル不調、肉体的疲労をリセットする |
などなど、カラダとココロがリラックス・気分転換できるようなメンタルケアを心がけておくと、自律神経・交感神経の影響を抑えながら、副交感神経とのバランスを整えることができるでしょう。
顔のゆがみの治し方!【専門ケア編】
自身の顔をチェックした際に、ゆがんでいると思うパーツがたくさんあり、できるだけ早めに治したいと感じた場合は、専門的なケアを受けてみることが効果的です。
顔のゆがみの治し方、即効性が期待できるサロンやクリニックの専門的な方法を詳しく見ていきましょう。
サロンでできる顔のゆがみの治し方
クリニックよりもハードルが低く、顔のゆがみの改善や進行予防に役立つ、サロンで受けられる治し方をまとめてみました。
ドライヘッドスパ
顔のゆがみは、頭皮がガチガチになっていることでひとつながりの顔も影響を受けているとお伝えしました。
この原因をなくすために、週に1回程度のスパンでドライヘッドスパを受けてみましょう。
ドライヘッドスパを受けることで顔のゆがみの原因となる頭皮のこわばりがリセットでき、ツボやリンパ管も刺激されるため、ゆがみ・たるみのない対照的な顔、小顔を目指せるでしょう。
小顔整体(矯正)
小顔整体(矯正)は、ゆがみやたるみの目立つ輪郭や骨格にアプローチしながら、マッサージ間隔で受けられる心地よさも感じる施術です。
指先や手のひらに圧を入れて骨を押すように顔の骨格・輪郭を整えていくため、左右対称的な顔と引き締まった小顔を目指せるでしょう。
コルギ
韓国発祥の小顔、美容法でもあるコルギは、オールハンドのテクニックで顔の骨や筋肉に刺激・圧力を与えて左右対称の顔立ちにする、日本にも専門サロンが続々とオープンしています。
顔を叩く、押す、手の平を使って圧力をかけるといった多角的なアプローチで骨格・輪郭を整えるため、繰り返し施術を受けていると均一性の取れた小顔、左右対称の美顔に近付いていくでしょう。
クリニックでできる顔のゆがみの治し方
クリニックで受けられる治療方法は、顔のゆがみ改善の目に見えた変化を実感しやすいメリットがあり、事前のカウンセリングや診察などで、最適な治療方法を提案してもらえるところが安心です。
クリニックで受けられる、顔のゆがみの治し方を詳しく見ていきましょう。
歯科矯正
フェイスラインを形作る歯並びは、歯科矯正で整えて顔のゆがみをリセットできます。
歯科矯正は、
ワイヤータイプ | 表面や裏側にワイヤーを当て少しずつ歯を動かし矯正する |
マウスピースタイプ | 歯に装着して歯並びを整える |
という方法があり、医師の診察や判断の元、最適な方法で歯並びをキレイにし顔のゆがみをカバーできます。
スレッドリフト
特殊な糸を使い、皮膚を持ち上げながら左右対称的な美顔・小顔に整えるスレッドリフト。
糸が皮膚内に入り込むと、コラーゲンに変換されてリフトアップ・ハリ効果が持続するため、コスパと効果重視の方におすすめです。
サーマクール
ラジオ波の熱によって、ハリや弾力の元となる線維芽細胞を活性化せるサーマクール。
年齢とともに不足・減少しがちなコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを作る線維芽細胞を活性化し、ゆがみやたるみの目立たないハリ肌に整えてくれます。
おわりに
顔に目立つ気になるゆがみは、決してもともとの顔立ちだからではなく、日常生活のささいな悪習慣が原因になっています。
ただ、日常生活のクセを見直し改善したり、セルフケア・美容医療などの多角的なアプローチの繰り返しで、対照的な顔立ちを目指すことができるはず。
ゆがみのないフラットで均一性のある美顔を目指すべく、基本から応用の治し方をコツコツ積み重ねていってくださいね。