耳の後ろが臭い原因とは?対処や予防策を押さえてニオイの悩みを解決!
耳の後ろにべたつきがあり、何となくムワッとした不快なニオイを感じる…。
以外に知られていないのですが、耳の後ろはニオイの元となる皮脂が過剰に分泌しやすいパーツで、自身では気づけずまわりには気付かれやすい傾向にあります。
耳の後ろからイヤなニオイが出ていて臭いと、積極的にまわりとのコミュニケーションを取ることに抵抗を感じたり、強いコンプレックスの原因になってしまうもの。
耳の後ろは、臭いニオイが出やすいワキやデリケートゾーンに比べて範囲が狭いのに、なぜ不快なニオイを発してしまうのでしょうか?
今回のコラムでは、耳の後ろが臭い原因や対策、予防のポイントをわかりやすく解説しますので、悩み解消のきっかけに役立ててくださいね。
耳の後ろ、臭ってない?すぐに判断できるセルフチェック法!
ワキやデリケートゾーンなど強いニオイを発するパーツに比べて、耳の後ろは意外に気づきにくく普段からエチケット対策についての意識も薄いため、知らず知らずのうちにイヤなニオイを発している可能性が…。
自分の耳の後ろが臭っていないかをすぐに判断して適切なケア・予防をするために、ここでは耳の後ろ側のニオイ診断をセルフチェックしてみましょう。
- 指で耳の後ろ側を擦る
- 指のニオイを嗅いでみる
- 枕やマスク紐、帽子などのニオイを確かめてみる
上記3つのセルフチェックで、「乳製品(牛乳やチーズ)」が腐ったようなニオイに気付いた際は、耳の後ろ側から不快なニオイが出ているサインと言えます。
また、上記3つで特にニオイを感じなかった場合でも、汗をかきやすい季節やオイリー肌、糖質・脂質・油分の多い食生活をしている際はニオイが出るリスクが大と言えるため、こまめにセルフチェックしておくようにしましょう。
耳の後ろが臭いのはどうして?7つの原因を徹底解説!
耳の後ろがべたつき、触れた際の指のニオイをチェックしてみると、ムワッと刺激を感じるようなニオイが出ている…。
そんなトラブルは、生活習慣や体質、食生活など主に7つの原因が関係しています。
耳の後ろが臭い原因は意外に多いので、それだけ対処できる方法も多いということ。
原因を知っておくことで自分なりに耳の後ろのニオイ対策への意識が強まることにもつながります。
耳の後ろが臭い、考えられる原因7つを詳しく見ていきましょう。
原因その①|ホルモンバランスの乱れ
ストレスの多い生活をしていたり、睡眠の質が悪い、さらには乱れた生活習慣などはホルモンバランスを乱し、耳の後ろの不快なニオイにつながってしまいます。
その理由は、ホルモンバランスが乱れると、皮脂を過剰に分泌する「男性ホルモン」が優位に立ってしまうため。
男性ホルモンの影響を受けて耳の裏は過剰に皮脂を分泌し、空気に触れて酸化することで余計にキツいニオイを発してしまうのです。
原因その②|油分・脂質・糖質の多い食べ物の過剰摂取によるもの
食生活の栄養バランスが崩れ、外食や加工食品、インスタント食品の摂取が多いと、それだけ油分や脂質、糖質の多い食べ物ばかりを摂って偏った状態になります。
油分や脂質、糖質は、体内に吸収されると贅肉・脂肪として残り、これらの組織は耳の後ろ側の皮脂腺を活発にさせ、皮脂の過剰な分泌によって臭いニオイを発してしまうのです。
原因その③|耳の後ろを十分に洗えていない
耳の後ろ側は、頭の前や顔に比べて後ろ側に位置していることで自身では目が届かず、意識も向かないことから洗浄が不十分になりやすいパーツでもあります。
皮脂腺が多く存在し、皮脂の分泌が過剰な耳の裏側を丁寧にしっかりと洗えていないと、皮脂汚れが残って酸化し、不快なニオイを発する原因に…。
逆に、洗いすぎることで耳の裏が乾燥し、うるおいを補おうと皮脂腺が活発になって臭くなる、逆の原因パターンも考えられるでしょう。
原因その④|ヘアスタイリング剤の影響によるもの
普段から、ムースやワックス、ジェル、スプレーなどヘアスタイリング剤を多用している場合も、耳の後ろ側が臭くなることがあるため要注意!
好みのスタイリングにまとめたり、髪型をセット・キープする目的があるヘアスタイリングでも、知らず知らずのうちに耳の裏側に付着し、気付けないでいると、皮脂と混ざり合って余計に強いニオイを発してしまいます。
ヘアスタイリングはツンとするような刺激臭、耳の後ろ側はムワッとしたこもったようなニオイが出るため、両方が混ざり合ってしまうと余計に強い臭みが出てしまうのです。
原因その⑤|汗をかきやすいことやオイリー肌の影響
耳の後ろからの不快なニオイに気付いてしまった…。
そんな悩みはもしかすると、もともと汗をかきやすいことやオイリー肌の影響が関係しているのかもしれません。
肌が乾燥している人に比べて汗をかきやすい、肌の皮脂分泌が過剰な場合は、それだけニオイの元となる物質が皮膚に残るため、耳の後ろ側が臭いと感じてしまいます。
汗をかいたり、皮脂分泌が過剰にあることに気付いても、仕事や育児などで忙しく過ごしていると、ふき取ったり洗い流すことが難しいですよね。
そのため、汗や皮脂が耳の裏側に常に残ったままになり、不快なニオイの原因になってしまうのです。
原因その⑥|加齢の影響
「加齢臭」「ミドル臭」というフレーズを頻繁に見聞きする今、耳の裏側が臭いのは、年齢を重ねたことによる特有の体臭が関係しているのかもしれません。
若い年代は、汗や過剰な皮脂分泌があっても、新陳代謝の機能が活発なため、一時的には臭っても分解・浄化されイヤなニオイが長く続くことがほとんどありません。
ですが年齢を重ねると、ニオイの元となる有害物質を分解・浄化する新陳代謝の機能が衰えることで、耳の裏側にニオイが残り、臭さに気付きやすくなるのです。
原因その⑦|長時間のマスク使用、髪の毛の付着によるもの
耳の裏側が臭く、なかなか改善されないと悩んでしまった場合は、長時間のマスク使用や髪の毛の付着が関係しているのかもしれません。
風邪やウイルス感染予防、寒さ対策に欠かせないマスクは、特にこの時期着用する時間が長い傾向にあります。
マスクを長時間使っていると、マスクひもが耳の後ろを刺激して皮脂分泌を促すため、余計にキツいニオイが出やすくなります。
また、髪の毛は一見キレイに見えていても、汚れや皮脂、ホコリ、整髪料が付着した状態のため、耳の裏側に長く付着すると、酸化の影響を受けて耳の裏側が臭くなってしまうのです。
耳の後ろが臭い…予防・緩和に役立つデオドラントアイテムの種類!
耳の裏側が臭いと気づいた場合は、洗浄アイテムに気を配ったり、デオドラントに特化したアイテムを活用しようと考えることが多いのではないでしょうか?
デオドラントアイテムは、生活習慣を立て直し食事の栄養バランスを見直すのとはまた違った、耳の後ろの臭いニオイにダイレクトなアプローチができる方法です。
ひとことにデオドラントアイテムと言っても、使用感の好みや特徴が細かに異なる種類が豊富!
ニーズに合わせたデオドラントアイテムで耳の後ろのニオイをシャットアウトすべく、ここでは種類ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
スプレータイプ
数あるデオドラントアイテムの中でも、オーソドックスで利用している方が多い「スプレータイプ」。
耳の裏側にシュッとスプレーするだけでニオイをシャットアウトし、携帯しやすく初心者でも手軽に使用できます。
スプレータイプのデオドラントアイテムは、スプレーするとひんやりと爽快感のある使用感で、耳の裏側のニオイはもちろん皮脂や汗によるべたつきを押さえてくれます。
ロールオンタイプ
ロールオンタイプのデオドラントアイテムは、塗布部分が球状になっていることで耳の後ろ側にぴったりとフィットし、ダイレクトにニオイの元をシャットアウトします。
みずみずしく爽快感のある使用感で、コンパクトサイズで持ち運びもラク、耳の後ろ以外にもワキといったニオイが気になるパーツにピンポイントで活用できます。
クリームタイプ
クリームタイプのデオドラントアイテムは、みずみずしく伸びが良い使用感ですが、耳の後ろに塗るとマットな質感に変わってぴったりと密着し、長時間ニオイをブロックしてくれます。
製品・ブランドによっては低刺激タイプが多く、デリケートな肌質の方にも安心安全に使えて、保湿しながらニオイをブロック、皮脂分泌をコントロールすることができます。
シートタイプ
シートタイプのデオドラントアイテムは、消臭・抗菌・整肌成分が浸透したシートで拭き取り、耳の裏側のニオイをカバーするアイテム。
ふき取るだけで手軽に耳の裏側のニオイをシャットアウトでき、清涼感・リフレッシュにも役立ちます。
ニオイ以外にも、べたつきや汗や気になる際のエチケットアイテムとしても活用でき、幅広い用途がおすすめのポイントです。
デオドラントアイテムに使用される主な成分、効果
耳の後ろ側のニオイが気になり、デオドラントアイテムを使用する際は、どんな成分が使われどんな効果があるのかも気になるところではないでしょうか?
デオドラントアイテムに使用される成分それぞれの効果、特徴を知っておくと肌質や悩みに応じた製品が見つかりやすくなるはず。
以下に、デオドラントアイテムに使用される成分と効果、特徴をまとめてみましたのでベストな製品選びの参考に役立ててくださいね。
イソプロピルメチルフェノール(IPMP) |
|
ベンザルコニウム塩化物 |
|
酸化亜鉛 |
|
ミョウバン |
|
緑茶乾留エキス |
|
クロルヒドロキシアルミニウム |
|
フェノールスルホン酸亜鉛 |
|
耳の後ろ側が臭いと気づいたら…!?ニオイを抑える対処法まとめ!
ヘアスタイリングやマスクを取り外す際に耳の後ろに触れたり、セルフチェックで耳の裏が臭いと感じる、または耳の後ろが臭くなるような食事、生活習慣を送っている…。
そんなNG点に気付いた場合は、悪化させないためにもすぐにニオイ対策を進めておくことが重要。
耳の裏のニオイを楽観視してケアがおろそかになっていると、皮脂や汚れがどんどん溜まり改善・予防までに時間がかかったり、まわりにも気づかれてしまうほど悪化するリスクがあります。
ここでは耳の後ろ側が臭いと感じた際の対処法を詳しく見ていきましょう。
こまめにふき取りデオドラントアイテムを使う
耳の裏側が臭いと感じたら、できるだけ早めに清潔なタオルやハンカチなどで拭き取るようにしましょう。
またできれば、皮脂や汚れを洗い流す濡れたタオルなどでやさしくふき取ることがポイント。
その後、乾いたハンカチやタオルでやさしく耳裏を拭き取ってから、デオドラントアイテムを活用しましょう。
デオドラントアイテムの種類別に、正しく効果的な使い方をまとめてみました。
スプレータイプの使い方 |
|
ロールオンタイプの使い方 |
|
シートタイプの使い方 |
|
クリームタイプの使い方 |
|
食生活に注意すること
日々食事で食べているもの、摂っている栄養は、ニオイの状態を左右すると言っても過言ではありません。
糖質・脂質・油分の多い食べ物を多く摂っていると、皮脂分泌やニオイの元となる脂肪に変わって体内に蓄積し、耳の裏のニオイが持続的に出てしまうため、食事の栄養バランスを整えるようにしましょう。
耳の裏側が臭いと感じた時に摂りたい、栄養成分と含有が多い食べ物をまとめてみました。
優れた抗酸化作用がある「ビタミンC」
耳の裏側が臭いのは、皮脂がさまざまな原因で酸化・蓄積していることが原因。
緑茶や野菜、フルーツ全般に含有がある「ビタミンC」は、過剰な皮脂分泌を抑えたり皮脂酸化によるニオイを抑えるため、日々の食事に積極的に取り入れるようにしましょう。
血行を促し代謝を助ける「ビタミンE」
ナッツ類や植物性オイル、大豆製品に含有がある「ビタミンE」は、耳の裏のニオイの原因となる老廃物・毒素を、血行や代謝を高めることで流す作用があります。
また、前項でお伝えしたビタミンCと一緒に補うことで相乗効果的に抗酸化作用が高まり、耳の裏のニオイの改善・予防の両方にアプローチできるでしょう。
腸内環境を整えてニオイを予防する「乳酸菌」
ヨーグルトや発酵食品に含まれている「乳酸菌」は、耳の後ろの悪臭の原因となる老廃物・悪玉菌を減らし、腸内環境を整える役割があります。
意外に知られていないのですが、腸内環境が乱れ便秘がちになっていると、腸内に溜まった余分な毒素や老廃物が皮膚表面に浮かび上がってニオイを発すると言われています。
日頃から便びがちな方も、耳の裏側が臭くなりやすいため、乳酸菌や腸に刺激を与える運動で耳の裏のニオイ予防・改善にアプローチしましょう。
カテキン
お茶類全般に含まれている「カテキン」は、消臭・抗菌・殺菌作用がありワキガや加齢臭対策のデオドラントアイテムにも使用されています。
耳の裏側を丁寧に洗い清潔に保つ
耳の裏側の不快なニオイは、お風呂や洗顔時に丁寧に洗い、常に清潔な状態をキープしておくことが重要。
お風呂や洗顔時は、たっぷり質の良い泡を立てて耳の裏側をやさしく、刺激を与えずに洗いましょう。
その後、丁寧にすすいで早めにふき取り、デオドラントアイテムでケアしておくと効果的です。
整髪剤の使い過ぎや、マスクの着用時間、髪の毛が長く触れるといったケースも見直して、耳裏を清潔に保つよう心がけてみましょう。
おわりに
耳の後ろが臭い悩めるトラブルも、生活習慣とケアの心がけで解決でき、対処や予防法が意外にたくさんあります。
耳の裏側のニオイはコンプレックスに感じやすく、自身では気づきにくくてまわりには気付かれやすいトラブルでもあるので、今日から意識的にケアするよう心がけてみましょう。
耳の裏側にもきちんと気を配る、生活習慣やケア方法を見直し、アップデートしてみてくださいね。