リンパマッサージで小顔に出来る?リンパの詰まりの流し方ををご紹介!
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「朝、鏡を見たら顔がむくんでる…?」
そんな経験はありませんか?フェイスラインがぼやけて、体重は変わらないのに顔が丸く見える。
まぶたが腫れぼったくてコンタクトが入りにくい。さらに、肌の血色も悪く見える…。
これらは「顔のむくみ」が原因かもしれません。
日々のストレス、寝不足、食生活の乱れなどが影響し、首のコリが悪化すると、顔のむくみにつながることもあります。
顔が大きく見えるだけでなく、首が短く見えることもあるため、顔だけでなく首のケアも重要です。
また、「フェイスラインを引き締めたい」「ほうれい線を目立たなくしたい」など、顔の悩みを抱えている人は多いでしょう。
顔のケアは難しそうに思えますが、実は自宅で簡単にできる方法があります。
それがリンパの流れを活用したマッサージです。
今回は、「顔のむくみを取りたい」「フェイスラインをスッキリさせたい」という方に向けて、効果的なリンパマッサージの方法を紹介します。
顔が大きく見える原因
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顔が大きく見える主な原因を5つ紹介します。
皮膚のたるみやシワ
加齢によって肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成が減少すると、皮膚のハリが失われ、たるみやシワが生じやすくなります。
また、紫外線の影響で肌の細胞がダメージを受けることも、たるみの要因のひとつです。
これらの変化によってフェイスラインがぼやけ、顔が大きく見えることがあります。
骨格の歪み
姿勢の悪さや噛み合わせの問題によって、骨格が歪むことがあります。
特に、歯並びが乱れていると顎の位置がずれ、顔のバランスに影響を及ぼします。
また、猫背などの姿勢の悪さが続くと、首や背中の筋肉がこわばり、顔の大きさが強調されることもあるのです。
顔のむくみ
塩分の多い食事や水分代謝の低下、ストレスやホルモンバランスの乱れなどが原因で、顔に余分な水分がたまるとむくみが生じます。
これによりフェイスラインが膨らみ、顔全体が大きく見えてしまうことがあります。
特に朝の起床時にむくみを感じやすい人は、日頃の生活習慣を見直すことが大切です。
顔周りの脂肪
頬や顎周りに脂肪がつくと、輪郭がふくらみ、顔の大きさが目立ちやすくなります。
偏った食生活や運動不足、睡眠不足が続くと脂肪がつきやすくなり、基礎代謝が低下するとさらに蓄積しやすくなります。
特に、顔周りに脂肪がつくとスッキリした印象が損なわれやすいです。
エラの張り
エラが発達すると、顔の横幅が広く見え、全体的に大きく感じられることがあります。
骨格が影響することもありますが、咀嚼筋(噛むときに使う筋肉)の発達によってエラが目立つ場合もあります。
硬いものをよく噛む習慣や、食いしばりのクセがある人は、筋肉が発達しやすいため注意が必要です。
顔のリンパマッサージを始める前に
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顔は皮膚が薄く、むくみが目立ちやすい部分。
そのままにしておくと、顔が大きく見えたり、たるみの原因になったりすることもあります。
そこで役立つのが、リンパマッサージです。
リンパの流れを促すことで、むくみを解消し、スッキリとした印象の顔を目指すことができます。
ただし、やり方を間違えると逆効果になることも。
正しい知識を身につけ、効果的にリンパマッサージを取り入れていきましょう。
リンパの働きとむくみの関係
リンパは、体内の不要な水分や老廃物を回収し、排出する役割を持っています。
体内には静脈に沿う形で「リンパ管」が張り巡らされ、要所には「リンパ節」というフィルターがあります。
これが体を細菌やウイルスから守る仕組みです。
しかし、リンパ管には血管のように筋肉がなく、自力で流れることができません。
そのため、筋肉の動きが不足すると流れが滞り、むくみが生じます。
例えば、長時間座り続けると足がむくむのは、ふくらはぎの筋肉が動かないためです。
顔の皮膚は薄く、むくみが目立ちやすい部位でもあります。
リンパマッサージで流れを促進し、スッキリとした印象を目指しましょう。
顔のリンパマッサージの注意点
顔や首には、リンパ節だけでなく、血管や神経、ツボが集中しています。
皮膚も薄く繊細なため、強く押しすぎると逆効果になることも。やさしく丁寧に行うことが大切です。
小顔のカギは「首」のリンパマッサージ
実は、小顔を目指すなら顔だけでなく「首」のケアも欠かせません。
首の付け根にはリンパの最終的な排出口があり、ここが詰まるとリンパの流れが悪くなり、顔のむくみが取れにくくなります。
さらに、首は脳と全身をつなぐ重要な部分。リンパが滞ると、全身の巡りにも影響を与えるのです。
顔のマッサージと併せて、首のリンパマッサージも取り入れましょう。
むくみが取れやすくなり、スッキリとした印象に変わります。
顔が大きく見える原因のひとつは、余分な水分や老廃物の滞り。
リンパマッサージで流れを整え、本来のスッキリとしたフェイスラインを取り戻しましょう。
顔のリンパマッサージでスッキリとしたフェイスラインになるやり方
毎日のケアに顔のリンパマッサージを取り入れることで、血行が促進され、老廃物の排出を助ける効果が期待できます。
顔のむくみを解消し、すっきりとした印象を目指しましょう。
ここでは4つの顔のリンパマッサージをご紹介します。
リンパマッサージ①|耳の後ろをほぐしてフェイスラインをすっきり
顔が大きくなったように感じるのは、脂肪の増加ではなく、むくみが原因のことも。
リンパの流れが滞ると老廃物や余分な水分が溜まり、フェイスラインがぼやけてしまいます。
そこで、耳の後ろにあるリンパ節を刺激し、滞りを解消することでスッキリとした印象に。
STEP 1:耳の後ろに親指を固定
耳の後ろ、下あごの上部の骨に親指を引っかけてキープします。
ここは顔周りのリンパが集まるポイント。
リンパの流れが悪くなると、余分な水分が溜まり、むくみの原因になります。
・両手同時でも、片方ずつでもOK
・フェイスラインの左右差が気になる場合は、むくみやたるみが目立つ方だけ行うのもおすすめ
硬くなっていると詰まりがあるサインです。
しっかりほぐして流れをスムーズにしましょう。
STEP 2:「アグアグ」と口を動かす
親指を引っかけたまま、「アグアグ」と声に出しながら口を開閉します。
単に押すだけでも効果はありますが、口を動かすことでより深く筋肉にアプローチでき、老廃物が流れやすくなります。
・「ア」のときは下あごの骨がしっかり動くよう、大きく口を開ける
・「アグアグ」を1セットとして5回繰り返す
硬くなった筋肉をほぐし、リンパの流れを促すことで、スッキリしたフェイスラインへ。
仕事の合間にもできる簡単マッサージで、引き締まった印象を目指しましょう。
リンパマッサージ②|リンパの流れを整えてフェイスラインを引き締める
ストレスや食いしばりによってリンパが滞ると、顔のむくみやたるみの原因に。
特に耳のまわりにはリンパ節が多く集まり、詰まりを放置するとたるみが定着しやすくなります。
耳の前後を優しくさすることで、老廃物の排出を促し、フェイスラインを引き締めましょう。
STEP 1:耳の前後をV字を描くようにさする
まず、人さし指と中指をこめかみの少し下に置きます。
ここがスタート位置となり、指を耳の前後にあてて、上から下へV字を描くように滑らせましょう。
摩擦を軽減するために、乳液やクリームを使用するとスムーズに行えます。
この動きを各20回ほど繰り返すことで、耳の周りにあるリンパ節が刺激され、老廃物の排出が促進されます。
力を入れすぎる必要はなく、優しくなでる程度で十分です。
適度な刺激によって、むくみの解消だけでなく、疲労回復や免疫力アップにもつながります。
さらに、深呼吸を意識しながら行うとリラックス効果が高まり、より効果的です。
仕事や家事の合間にも取り入れやすいシンプルなケアなので、気軽に続けながらスッキリとした印象を目指しましょう。
リンパマッサージ③|耳まわりをほぐしてフェイスラインを引き締める
ほうれい線は、単なる皮膚の問題ではなく、顔の筋肉の硬さが大きく影響しています。
特に耳の周囲にある咬筋が硬くなると、頬が下がりほうれい線が目立ちやすくなります。
このマッサージで筋肉をほぐし、弾力を取り戻すことで、フェースラインを引き締め、ほうれい線を薄くする効果が期待できます。
STEP 1:耳を包み込むように手をセット
手を軽く丸め、耳全体を包み込むように当てます。
次に、親指の付け根がエラにくる位置に置き、4本の指(人さし指・中指・薬指・小指)で耳を覆いましょう。
フェースラインを手のひらで支えながら、やさしく圧をかけます。
片側ずつでも、両側同時に行ってもOK。力みすぎず、心地よい強さで行いましょう。
STEP 2:円を描くように耳まわりをマッサージ
手の形をキープしたまま、耳のまわりを外向きに円を描くように15回まわします。
口を軽く開けることで、咬筋が緩みやすくなり、より効果的にほぐせますよ。
指の腹で耳の周りの筋肉をほぐしつつ、手のひらで咬筋とフェースラインを刺激します。
食いしばりのクセがある人は、咬筋が硬くなりやすいので特に丁寧に。
シンプルな動きで短時間でも効果を感じやすいので、毎日のケアに取り入れてみましょう。
リンパマッサージ④|顔のこりをほぐして、リンパの流れをスムーズに
ほうれい線が目立つ原因は、大きく分けて「真皮のハリの低下」「表情筋の衰え」「皮下脂肪の増加」の3つ。
この対策として、まずはエイジングケア化粧品で肌の土台を整えることが重要です。
その上で、マッサージを取り入れると肌の弾力が向上し、より効果的にほうれい線をケアできます。
STEP 1:食いしばりで固まった筋肉をほぐす
まずはリラックスした状態で口の力を抜き、軽く開けます。
手を軽く握り、指の関節部分を使ってほぐしたい部分に当てます。
自然な呼吸をしながら、1か所につき外回しに10回動かしましょう。
このとき、肩や首に余計な力が入らないよう注意が必要です。
噛みしめによってこわばった筋肉をほぐすため、頬骨の下あたりから下方向へ、3か所ほどマッサージします。
さらに、口角の下の筋肉をほぐすことで、口角の下がりが改善され、明るい表情になります。
STEP 2:鼻の下の伸びた筋肉を引き締める
口を囲む「口輪筋」に対して垂直になるように指を2本置き、小さく上下に動かしながら筋肉を刺激します。
これを10往復行うことで、口周りの筋肉に弾力が戻り、ほうれい線が目立ちにくくなります。
さらに、鼻の下あたりから口角に向かって4か所ほどマッサージ。
両手を使い、中央から口角へ向かって移動しながら行うと、より効果的です。
STEP 3:ほうれい線を作るコリをほぐす
人さし指をカギ形にして、ほうれい線の起点部分から横方向に小さくスライドさせます。
10往復行い、顔の内側から外側へと移動させながら、同じように行いましょう。
骨をほぐすような感覚でマッサージするのがポイントです。
ほうれい線の始まり部分から頬骨の上まで、縦に4か所。
その後、少しずつ顔の外側へずらしながら、さらに4か所行います。
外側ほどコリが強いため、しっかりとほぐすことが大切です。
STEP 4:頬から鎖骨にかけてリンパを流す
マッサージ後は、老廃物をスムーズに流すために、リンパの流れを促します。
人さし指をカギ形にし、頬骨の下に沿わせながら、耳たぶの下を通り、鎖骨へ向かって流していきます。
頬骨の下や耳周りはリンパが滞りやすい部分です。
途中、耳の前で一度圧をかけることで、流れがスムーズになります。
最後に鎖骨の部分でも軽く圧をかけると、顔全体がすっきりとした印象になります。
顔のマッサージ効果を高めるポイントと注意点
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顔のマッサージ効果を高めるポイントと注意点を解説します。
- マッサージは適度にやさしく
- 温まった状態で行う
- マッサージオイルで滑りをよくする
- 食後や体調不良時は避ける
これらのポイントを意識しながら、無理なく続けることで、より効果的なマッサージを取り入れていきましょう。
マッサージは適度に、やさしく行うことが大切
顔のリンパマッサージは、やりすぎるとかえって肌に負担をかけることがあります。
一度に多くの手技を取り入れるのではなく、1〜3種類ほどを選び、1日2回程度を目安に続けましょう。
また、顔の皮膚はデリケートなので、指の腹を使い、力を入れずにやさしくなでるように行うことが大切です。
ツボを押す場合も、「気持ちいい」と感じる程度の力加減を意識しましょう。
温まった状態で行うと効果アップ
マッサージは体が温まっているときに行うと効果が高まります。
入浴中やお風呂上がりなど、血行が良くなっているタイミングがおすすめです。
また、朝の洗顔後など、清潔な状態で行うのも良いでしょう。
肌が冷えているときは、蒸しタオルを顔や首に当てて温めてからマッサージをすると、より効果が期待できます。
マッサージオイルで滑りをよくする
肌への摩擦を減らし、よりスムーズに行うために、オイルやジェルを使うのがおすすめです。
自分の肌に合ったものを選ぶことで、保湿効果も得られ、マッサージと同時にスキンケアもできるので一石二鳥です。
肌にトラブルがある部分には避ける
ニキビや傷、湿疹などがある部分にはマッサージを行わないようにしましょう。
広範囲に異常がある場合は、その部分のマッサージを控え、肌の状態が落ち着いてから再開すると安心です。
体質改善につながる可能性もあるため、気になる場合は専門家に相談してみるのもよいでしょう。
マッサージ後はしっかり水分補給を
リンパや血流の流れが良くなると、老廃物の排出も促進されます。
そのため、マッサージ後は500ml程度の水分を摂ることを心がけましょう。
食後や体調不良時は避ける
食事直後(2時間以内)や飲酒後、体調が優れないとき、妊娠初期はマッサージを控えましょう。
無理に行うと、体に負担がかかることがあります。
小顔になるメリット
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小顔になることにはさまざまなメリットがあります。
まず、美容面での効果が期待できます。
顔のバランスが整い、特徴が引き立つことで、より洗練された印象を与えられますよ。
また、年齢を重ねても若々しさを保ちやすいのも特徴です。
フェイスラインがすっきりすることで、たるみやしわが目立ちにくくなり、実年齢よりも若く見えることがあります。
さらに、メイクの仕上がりにも影響を与えます。
小顔だと顔全体のバランスがとりやすく、アイメイクやチークの効果が引き立ち、より魅力的な印象を演出できますよ。
こうした変化は、自分への自信にもつながります。見た目に満足できることで、日々の生活にも前向きな気持ちで臨めるでしょう。
まとめ
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リンパマッサージは、顔のむくみを解消し、スッキリとしたフェイスラインを目指すために有効な方法です。
顔が大きく見える原因には、むくみやたるみ、骨格の歪み、脂肪の蓄積などがあり、これらを解消するためにはリンパの流れを整えることが重要です。
特に、耳の周りや首のリンパを刺激することで、老廃物をスムーズに排出しやすくなります。
マッサージの際は、力を入れすぎず、優しく行うことがポイントです。
小顔になることで、フェイスラインが整い、若々しい印象を与えるだけでなく、メイクの仕上がりが良くなるなどのメリットもあります。
毎日のケアにリンパマッサージを取り入れ、スッキリとした小顔を目指しましょう。