育毛対策しても髪の毛が生えない!発毛の期待が出来ない薄毛のタイプは?
育毛対策しても生えない!発毛の期待が出来ない薄毛のタイプは?
何かしらの育毛対策を検討する人は、自分の中で焦っている状況の人です。
また、単純な育毛剤を使うという事でなく、発毛クリニックや発毛サロン等の専門施設に行けば治ると期待感がある人が覚えておかなければいけない事があります。
それは育毛対策をしても「生えない脱毛症」があるという事です。
いや 正しくは施術をしても「生えるかどうかは運要素がある」という脱毛症ですね。
これを理解せずに行ったところで、高いお金を払って生えないじゃないか!となりかねませんからね。
良心的なとこであったら、生えるという確約は出来ないと言いますね。
そこでどの様な脱毛症が生えないのか解説していきます。
骨格由来の脱毛症
まずは骨格由来の脱毛症です。簡単に言うと、頭蓋骨が大きい人の事です。
人間の体は骨も皮膚も大体20歳前後で成長が止まります。
しかし、頭蓋骨は30代前半まで成長し続けると言われており、その影響で頭皮が頭蓋骨によって引っ張られ、頭の毛細血管を圧迫してしまうので、薄毛になってしまうパターンです。
改善策としてはツボを押さないヘッドマッサージです。
どうしてもマッサージと聞くとツボ押しという認識ですが、ツボを押してしまうと逆に筋肉が収縮してしまうので、ストレッチ(伸ばす)をするのがベストです。
発毛サロンやクリニックでは機械と薬を使う事しで出来ませんので、本格的なマッサージの技術も必要になるので、対応が出来ないのです。
トリコチロマニア(抜毛癖)
これは抜毛癖とある様に、自分で髪の毛を抜いてしまう病気です。
髪の毛を抜く痛みや緊張感が好きであったり、無意識のうちに抜いてしまったりします。
原因としては、ストレス等のメンタルからくるもので、分野としては心療内科が一番解決するのに近いでしょう。
発毛クリニックは医者気質な方が多いので、解決するのは難しいですが、発毛サロンの方はエステティックサロンという側面もあるので、親身になったカウンセリングは可能なところもあります。
なので、発毛施設にいったとしても、精神的なところを改善しない事には発毛したとしても意味がありません。
脱毛して20年以上
世の中には、つるっ禿(つるっぱげ)と言われる様な髪の毛が全く見当たらない方もいらっしゃいます。
一見するとそんな方の毛根は死んでいる様に思えますが、実は仮死状態で「毛母細胞の活性化」さえすれば、また髪の毛は生えてきます。
しかし、10数年程度であったら、毛母細胞の復活は十分に考えられますが、20年以上の場合では困難になってきます。
というのも仮死状態ではあるものの、毛穴が完全に閉じてしまっていたり、皮膚化して本当に死滅するといくらサロンやクリニックでも発毛させる事は難しいでしょう。
怪我や火傷
この場合は、毛包が生きているかどうかが重要となっています。
生きていれば生えてきます、死滅していれば生えてこないです。
こちらも医療の力を持ってしても難しいでしょう。
円形脱毛症
円形脱毛症は人口の1%~2%程の患者がいるとされています。
一般的にも広く知られている言葉ですので、軽い感じのニュアンスで捉えられがちですが、実は特殊脱毛症という括りにカテゴライズされている厄介な脱毛症です。
具体的には「良性円形脱毛症」「悪性円形脱毛症」「びまん性脱毛症」という3つが円形脱毛症と言われております。
どうして厄介かというと、円形脱毛症は原因が複数あり、何が原因か特定が難しいのです。
また、ほとんどの場合が自然治癒します。
具体的な原因として、「遺伝子異常」「自己免疫疾患」「栄養の偏り」「心身的なストレス」「老化」等があげられます。
日本橋エムズクリニックの「円形脱毛症の治療」というページで円形脱毛症の症状を詳しく書いていますので、一読する価値があります。
何故生えると確約が出来ないのか?
生えない脱毛症をご紹介しましたが、何故育毛対策をしても生えると確約が出来ないかというと、現在の発毛育毛の治療法は基本的に「頭皮環境の改善」「成長因子を増やす」「脱毛原因の阻害(DHT・フケ・皮脂等)」しか出来ません。
先ほどの脱毛症の原因を見てみると、全て物理的や内面的な部分での原因というのが分かります。
その為、直接的な原因というのが管轄外になってくるので、確約が出来ないのです。
発毛する確率はサロン・クリニックどちらでも平均70%ぐらいだと思いますね。