顔の水分量はどのくらいがベスト?測定方法や増やし方を知ってうるおい肌をキープ!
肌が乾燥しやすく、シワやシミ、たるみなどのエイジングサインが目立つ…。
そんな肌悩みはもしかすると、「顔の水分量不足・減少」のサインが考えられるかもしれません。
普段はあまり意識しない顔の水分量ですが、ベストな水分量を保っていると、年齢を感じさせない美肌や、外的なダメージに強い肌質づくりにアプローチできます。
ここでは顔の水分量について、どのくらいがベストなのか、手軽にできる測定方法や増やし方をわかりやすくご紹介します。
顔の水分量はどのくらいがベスト?測定方法もチェック!
よく、人間のカラダは70%程度の水分でできていると見聞きすることがあるので、肌の水分量はどの程度がベストなのか、興味を惹かれるポイントではないでしょうか?
自身の肌を観察した際に、水分を含んでいるように見えても実は不足・減少し、肌トラブルの予兆になっているケースが少なくはありません。
美肌づくりの第一歩、顔の水分量について、詳しい目安や測定方法をまとめてみました。
20~30%が理想的な水分量
キメが整い、ツヤやうるおいを感じられる肌の水分量は、「20~30%」が理想的と考えられています。
ただ、加齢や空気・室内の乾燥、冷え、血行不良などほんのささいなきっかけが原因になり、肌の水分量は不足・減少しやすい傾向に。
顔の水分量が不足・減少してしまうと、以下のような肌ダメージ・トラブルの原因になることがあるため、注意が必要です。
ターンオーバーの乱れ | ダメージ肌の修復・再生がスムーズにならなくなる |
シワ、たるみ | 皮膚は水分で支えられている |
乾燥、敏感肌 | 水分によって皮膚が守られなくなる |
シミ | バリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすくなる |
過剰な皮脂分泌 | 水分を補おうと皮脂腺の働きが活発になる |
顔の水分量を測定する方法【3選】
ひとことに顔の水分量と言っても、パッと見では正確な水分量をイメージすることが難しいのが現状。
顔の水分量は、以下3つの方法で測定が可能になっているため、自身の肌質と向き合うきっかけに実践してみましょう。
ただ、顔の水分量はその日の肌コンディション、体調、メンタル、食事や摂取した栄養などで細かに変わることがあるので、定期的に水分量測定をしておくことがおすすめですよ。
コスメカウンター |
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ドラッグストア |
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専用アプリ |
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上記3つの方法は、肌の水分量をすぐに測定できて自身の肌状態を把握できるため、定期的な測定を習慣にしておくと、水分量不足・減少のサインに気付きやすくなり、肌トラブルへの早期対処・改善につながるでしょう。
顔の水分量が減少するのはナゼ?よくある原因
丁寧に保湿をしていたり、水分を摂っているつもりでも肌が乾燥し、測定してみると顔の水分量が減少している…。
そんな悩みの解決に、ここでは顔の水分量が減少する詳しい原因を見ていきましょう。
加齢による線維芽細胞機能の低下
顔の水分量が不足してしまうのは、加齢によってさまざまな栄養を作る線維芽細胞の機能が低下しているため。
線維芽細胞はそもそも、
コラーゲン | ハリ、ツヤ、うるおいをキープする |
エラスチン | コラーゲンの働きをサポート |
ヒアルロン酸 | 水分を集めて保持する |
という、顔の水分量を上げる3つの成分が作られる組織です。
加齢によって肌が老化してしまうと、上記の働きが悪くなり3つの成分が作られにくくなることで顔の水分量が不足・減少しやすくなるのです。
空気や室内の乾燥
寒い季節や、暖房・クーラーの効いた室内に長時間いることも、顔の水分量が不足してしまう原因に。
この理由は、空気の乾燥・暖房・クーラーは、湿気や水分を含まないことで肌の水分を蒸発させる性質があり、使用が長引くほど肌は乾燥し、水分不足の状態に変わってしまうのです。
紫外線の影響によるもの
実は年中、天候を問わずに降り注いでいる紫外線。
顔が紫外線ダメージを受けると、肌のうるおいやハリ、ツヤをキープするコラーゲンが変性してしまい、肌は水分が足りなくなって乾燥や敏感肌、シワやたるみ、シミやくすみの原因になってしまうのです。
顔の水分量を増やすためには?スキンケア、生活習慣のポイント!
キメの整った美肌や、年齢を感じさせない若々しさ、健康肌質の条件となる、顔の水分量。
ここではスキンケアや日常生活の中でできる、顔の水分量を増やすとっておきの方法をご紹介します。
保湿成分配合のコスメを使う
顔の水分量を増やす基本は、保湿成分配合のコスメを使うということ。
水分量アップに役立つ保湿成分を以下にまとめてみましたので、コスメ選びの参考に役立ててくださいね。
セラミド |
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アセチルヒアルロン酸 |
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グリセリン |
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スクワラン |
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ペプチド |
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水分量アップに良い食べ物・飲み物を摂る
スキンケアだけでは十分な水分量アップが難しいため、内側からうるおいを補う食べ物・飲み物を食生活に積極的に取り入れてみましょう。
ニンジン
ニンジンに含まれるβカロテン(ビタミンA)は、皮膚の健康を守りながら水分量を高める効果が、さまざまな研究結果から明らかになっています。
納豆
毎日50gの納豆を食べた肌研究では、3週間程度で顔の水分量・柔軟性がアップしたとのエビデンス報告があります。
皮膚を構成する植物性タンパク質、代謝を助けるビタミンB群もバランスよく補うことができますよ。
甘酒
甘酒に含まれる複数のアミノ酸は、肌の水分のもととなるコラーゲンを作り出す役割があります。
また甘酒125mlを毎日摂る2017年どの研究によると、水分量とバリア機能増加のエビデンス報告もされていますよ。
室内を加湿すること
寒い時期、暑い時期ともに、暖房・冷房の影響を受けて肌が乾燥し、顔の水分が失われやすくなるため、室内を加湿し乾燥させないよう注意しましょう。
- 加湿器をかける
- 濡れたタオルをかけておく
- ミストタイプの化粧水を常備、携帯する
などなど、室内の加湿と肌の保湿を意識しておくと、常にうるおいをチャージでき水分量減少を防ぐことができます。
睡眠の質に気を配ること
寝付くまでに時間がかからず、中途・早期覚醒がほぼない、朝までぐっすり眠れる睡眠は、顔の水分量アップに働きかける成長ホルモン分泌が安定します。
質の良い睡眠はさらに、
エストロゲン |
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メラトニン |
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という役割を持つホルモン分泌にも一役買ってくれるため、睡眠時間や環境の見直し・改善から始めてみましょう。
おわりに
乾燥が気になる肌から、20~30%の水分量アップまではハードルが高いイメージがありますが、スキンケア・生活ともに意外にシンプルで続けやすい方法で水分量を増やすことができるんですね。
自身の肌状態を観察して水分量アップのスキンケア、生活習慣を心がけながら、うるおいをキープできる理想の肌質を目指していきましょう。