顔イボができるのはどうして?原因と正しい予防策を知ってなめらかな美肌に!
顔のあちこちにイボが目立ち、見た目に自信が持てなかったり、何か良い対策がないかと悩んでいませんか?
顔イボはざらざらした手触り、吹き出物のように皮膚に凹凸を作ってしまうため、いつものメイクではカバーが難しいケースがあります。
今回は顔イボに悩む方に向けて、知っておきたい原因と正しい予防策を解説!
顔イボが目立たないなめらか美肌を目指すべく、原因や対処のポイントをぜひ参考にしてくださいね。
顔イボができる原因とは?イボの種類別に解説!
ひとことに顔イボと言っても、原因や見た目が異なる、複数の種類があること、ご存じでしたか?
顔イボの種類とそれぞれの見た目の特徴、原因を知っておくと、自分の顔イボの状態が把握できるため、正しいスキンケアやメイク、コスメ選びにも役立つはず。
ここでは顔イボの種類別に見る、主な原因や見た目の特徴を詳しく見ていきましょう。
顔イボの原因は「ウイルス感染」
吹き出物やニキビのようにざらざらしていて、皮膚に凹凸を作ってしまうやっかいな顔イボ。
知らず知らずのうちに顔イボができてしまうのは、「ウイルス感染」が大きな原因と考えられています。
皮膚に摩擦や刺激がかかり、皮膚が薄くなることで角質が剥がれ傷ができると、そこに「ヒトパピローマウイルス」が入り込んで腫瘍を作り、顔イボにつながってしまいます。
- 皮膚の傷をそのままにして楽観視している
- 極度の乾燥、敏感肌
- 洗顔やスキンケア、メイクアップ時の刺激や摩擦を与えるようなやり方
などが習慣になっていると、皮膚のうるおいを守る角質がどんどん剥がれて皮膚が薄くなり、摩擦や刺激に弱い状態になって傷口からウイルスが入り込み、イボができてしまうのです。
顔イボの種類別に見る見た目と原因
顔イボには主に3つの種類があり、それぞれに見た目や原因が異なっています。
自身の顔イボがどのタイプなのか、正しい対処を知るためにも見た目の特徴と原因を以下で把握しておきましょう。
老人性イボ(脂漏性角化症)
脂漏性角化症とも呼ばれる「老人性イボ」は、30代後半から40代にかけて、皮膚の老化が進む際にできるイボのことを言います。
老人性イボは紫外線ダメージを長く浴び続けたことでイボの原因となるメラニン色素が皮膚内に溜まり、さまざまな摩擦や刺激を受けて皮膚表面に凹凸を作ってしまいます。
ざらざらした質感、皮膚の凹凸が目立つため、外見的なコンプレックスを感じやすい種類でもあります。
軟性線繊維
首イボやスキンダックと呼ばれる「軟性線繊維」は、加齢や首の皮膚への刺激や摩擦、紫外線ダメージが原因でできるイボのことを言います。
加齢や首への摩擦、刺激は誰にでも当てはまることと言えるため、軟性線繊維は決して楽観視できないイボの種類。
首イボやスキンダックの軟性線繊維は、褐色系の色味をしていて凹凸が目立つため、首にできるとまわりにも気づかれやすい種類と言えるでしょう。
老人性血管腫
赤イボとも呼ばれている「老人性血管腫」は、イボの名前からもイメージできるように、赤みを帯びたイボのことを言います。
老人性血管腫ができてしまうのは、皮膚の血管が増え皮膚表面に赤みを帯びた凹凸を作ることが大きな原因。
老人性という症状名から加齢や中年世代にできやすいイメージがありますが、実は20代~の若い世代でもできることがあります。
顔イボを予防するためのスキンケア、生活習慣のポイント
老人性血管腫、首イボ、老人性イボの種類にかかわらず、自身でのセルフケアでは完全な除去が難しく、後ほどにも詳しくお伝えする治療が解決の基本となります。
ただ、顔イボの種類にかかわらず、普段のスキンケアや生活習慣の中でも予防はすぐに始めることができます。
顔イボを増やさない、悪化させないためにも、ここではスキンケアや生活習慣のポイントを詳しく見ていきましょう。
顔に傷を作らないよう心がけること
スキンケアやメイク、シェービングなどなど、日頃の顔のお手入れで知らず知らずのうちに皮膚に傷ができてしまうことがあります。
イボの根本的な原因は傷にウイルスが入り込むことのため、顔に傷を作らないよう、スキンケアやメイク、シェービングをやり方・頻度を見直し調整してみましょう。
保湿と紫外線対策を徹底すること
肌が乾燥していると、外的な刺激から皮膚を守るバリア機能が低下し、皮膚がどんどん弱くなって紫外線ダメージや摩擦、刺激の影響を受けてしまいます。
肌の乾燥は顔イボばかりではなくシミやシワ、くすみとあらゆる肌トラブルの原因になるため、
保湿成分配合のコスメを使う |
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こまめに水分補給する |
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といった、外側・内側からの保湿を徹底しましょう。
さらに顔イボは、これまで浴び続けた紫外線ダメージが皮膚の老化とともに表面に浮かび上がることも大きな原因。
紫外線は乾燥やシミ、くすみと肌ダメージ・エイジングサインの原因になるため日焼け止めを欠かさないことが大切。
そして紫外線ダメージは年中、天候や季節を問わずに降り注ぐため、自宅の中での日焼け止め使用を欠かさないようにしましょう。
免疫力アップに気を配ること
顔イボは、できやすい人と加齢、紫外線ダメージの影響を受けてもできにくい人がいます。
この違いは、免疫力の高さが関係しています。
- 規則正しい生活習慣
- 適度な運動
- 質の良い睡眠
- ストレスケア
- 栄養バランスの整った食生活
などなど、免疫力アップに良い習慣を持っていると、顔イボの原因となるヒトパピローマウイルスの侵入をガードできます。
疲労やストレス、睡眠不足が重なっていると免疫力が低下し、ヒトパピローマウイルスの影響を受けやすくなるため皮膚の健康を守る体調、生活習慣の管理にも気を配ることがポイントです。
免疫力アップにおいては、腸に免疫細胞が70%も存在しているため、以下のような腸活を取り入れることも顔イボ予防に役立ちますよ。
腸マッサージ | 腸の動きを助け環境を整える |
腸温活 | 腸の血流を促す |
発酵食品、食物繊維、乳酸菌を摂る |
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顔イボ治療という選択。具体的な治療方法とは?
セルフケアでは追い付けないほどに、顔に目立つイボが増えていると悩んだ場合は、治療という選択をしてみましょう。
皮膚科医や美容医療などで受けられる、顔イボ治療の具体的な内容、効果をまとめてみました。
炭酸ガスレーザー | 顔イボ構成の余分な水分を消滅させる |
ラジオ波メス | 高周波エネルギーで顔イボを削り取る |
手術療法 | 局部麻酔後にメスやハサミで顔イボを除去する |
液体窒素凍結療法 | イボを凍傷させて除去する |
顔イボの上記のような治療は、事前に顔イボの状態を診てもらったり肌質の診断・検査をし、カウンセリングなどをプラスして最適な治療方法をアドバイスしてもらうことができます。
いろいろな皮膚科、美容皮膚科のクリニックをリサーチしながら、まずはお問い合わせや相談から始めてみてくださいね。
おわりに
顔イボができてしまうと、自分の見た目に違和感を感じたり、まわりの視線が気になってしまうものですよね。
ただ、顔イボは種類にかかわらずに対処・予防できる方法がいくつもあります。
保湿や紫外線対策など、皮膚を守る習慣が顔イボ予防になるため、今日からの継続で本来のなめらか美肌を取り戻していきましょう。