顔にできる粉瘤(ふんりゅう)は放置しても良い?原因や治療法をご紹介!
<粉瘤(ふんりゅう)>という症状があります。
良性の腫瘍の一種ですが、これが顔にできることがあります。
顔に腫瘍!?良性といえども無視できませんね。
そこで今回は、その症状がどのようなもので、どのように治療すればいいのかを見てみましょう。
粉瘤って何?
<粉瘤>とは、皮膚の下に袋状の組織ができ、そこに垢や皮脂などの老廃物が溜まったものです。
良性腫瘍の一種です。
<アテローム>や<表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)>と呼ばれることもあります。
<粉瘤>ができた当初は小さなしこりがある程度で、それほど気にならない場合もあり、この時点では大きな問題にはなりません。
ただ、だんだんサイズが大きくなったり、特有の臭いが発生したりすることがあります。
特に<粉瘤>が細菌感染すると、炎症を起こすこともあります。
炎症がひどくなると、熱を持つようになり、化膿して痛みや腫れを生じることもあるのです。
この場合は、早く膿を出さなければいけません。
ニキビと勘違いされることもある
<粉瘤>はニキビと勘違いされることもありますが、両者は別の症状です。
ニキビは毛穴が詰まったもので、よほどひどい症状を呈さない限り、自然治癒しやすいです。
一方、<粉瘤>は袋状になった腫瘍で、良性腫瘍とはいうものの、完全に除去しないと完治しません。
粉瘤の原因は?
<粉瘤>ができる原因ははっきりしていません。
当初は症状もあまりなく、それほど気にならないものです。
粉瘤の検査は?
<粉瘤>は医師が視・触診で診断できる場合も多いので、検査をしないケースもあります。
ただ、他の腫瘍と識別するために、エコー検査やCT検査、MRI検査を実施することもあります。
粉瘤がガンになることはある?
<粉瘤>は良性腫瘍の一種ですが、症状が進んで悪性腫瘍のガンになるのではと心配する人がいるかもしれません。
その可能性がないとは言えませんが、統計上は0.011から0.045%と推定されています。
つまり、極めてまれなケースということです。
では、どのような人で<粉瘤>が悪性化するかというと、次のような人だと言われています。
- 男性に多い傾向がある
- 頭か首に症状が出る場合
- 平均年齢61.8歳
- 平均の大きさ:5.0cm
- 平均発症期間:92.6カ月
粉瘤ができる部位はどこ?
<粉瘤>ができる部位は皮膚があるところすべてですが、より頻繁に見られる部位は顔や首、耳たぶ、背中、わきの下、お尻、鼠径部などです。
顔に粉瘤ができてしまったら、次のことに注意⚠
顔に<粉瘤>ができてしまった場合は、これから述べる点に注意してください。
- 触りすぎない
- マスクの着用に注意
触りすぎない
<顔の粉瘤>ができて、清潔にしておかなければと思い、洗顔をしたり保湿クリームを塗ったりすることとは思いますが、何度も洗顔する、触るという行為は控えましょう。
<粉瘤>にむやみに刺激を与えると、肌に悪い影響を及ぼし、痛みや炎症の原因になることがあるためです。
マスクの着用に⚠
<顔の粉瘤>を隠そうと思い、マスクを着用する方もいるでしょうが、注意点もあります。
マスクの着用でも刺激になることがあるので、自宅では外しておく方がいいでしょう。
また、マスク着用で汗を掻いたら、優しく拭き取ってください。
顔にできる粉瘤は自分では治せない
ここからは記事の本題である<顔の粉瘤>について説明していきましょう。
顔の粉瘤は気になるもの
顔にできた<粉瘤>は気になるものです。
体幹に生じた<粉瘤>なら、衣服で隠せるので、痛みが生じない限り、気にしないでも済みます。
誰にも気づかれないでしょうから、恥ずかしい思いもしないでしょう。
でも、顔となると話は別です。マスクで隠せる場合もありますが、ずっとマスクを着けたままというわけにもいきません。
食事をしたり飲み物を飲んだりするときは、マスクを外すでしょう。
また、最近はコロナ禍が一段落したこともあって、マスクを着用する人も減っています。
店員などを除いて、マスクを着けていると、ちょっと違和感を感じる場合もあります。
それだけに、<顔の粉瘤>も隠しにくくなっているのは確か。
マスクで隠せなければ、ほかの人にバレてしまい、なんだかみっともないようにも感じられます。
症状も気になるでしょうが、外見上の問題も出てきます。
粉瘤は自然治癒しない
<粉瘤>は自然治癒しません。<顔の粉瘤>も同じです。
そのため、「いつか治るだろう」と放置していても、改善することはないのです。
むしろ、放置しておくと、炎症を起こす、痛みが出る、臭いが発生するなど、いいことはありません。
そのため、早めに専門の医療機関を受診し、治療してもらう必要があります。
自分では治せない
<粉瘤>を自分で治すことができないかなと思っている人がいるかもしれません。
特に<顔の粉瘤>は格好が悪いので、手っ取り早く処置したいと思っている方もいるでしょう。
でも、それは無理な相談です。
<顔の粉瘤>に市販薬を塗っても効果はないし、ニキビのように潰しても消えません。
完全治癒のためには腫瘍の原因である袋状の組織自体を除去しないといけないのですが、それは自分でできることではありません。
粉瘤の治療法
では、<顔の粉瘤>をどのように除去すればいいのでしょうか。
答えは、医療機関で手術を受けることです。その方法は2種類あるので、紹介しましょう。
切開法
切開法は<粉瘤>がある真上の皮膚を切開し、袋状の組織をそのまま取り除くという手術方法です。
これで<粉瘤>再発の可能性が非常に低くなり、完全治癒に至りやすいです。
ただ、切開範囲が広くなるので、傷跡が残りやすいのが難点。
1cmの粉瘤では、2~3cmの傷跡が残ります。
これは顔の外見を考えると、致命的とも言えるものです。
<粉瘤>が治ったとしても、素直に喜べないでしょう。
そこで利用される手術法が次のようなものです。
くり抜き法
くりぬき法は<粉瘤>の真ん中にある”ヘソ”といわれる部分をわずか4〜5mmほど丸く切開し、そこから<粉瘤>の内容物と袋状組織を取り除く手術法です。
こちらの方法では、切開法に比べて切開範囲が非常に小さく、傷跡が目立ちにくいのがメリットです。
そのため、<顔の粉瘤>除去でよく用いられる手法になっています。
仮に<顔の粉瘤>が1cm程度なら、切開幅は3mmくらい。
切開法よりもかなり狭い切開範囲で済みます。
3mmでも気になるという方もいるでしょうが、これは心配の必要がありません。
3mmパンチでくりぬいても、3mmの傷が残るというのではなく、傷は自然に収縮していくものなのです。
したがって、傷跡自体は3mmよりも小さくなることが多いです。
顔の皮膚は薄く、くりぬき法による手術も適用しやすくなっています。
くりぬき法のデメリットとしては、<粉瘤>を取り出す穴が小さいので、場合によっては袋状の組織が残り、再発の恐れがあることです。
くりぬき法は日帰り手術も可能です。
顔の外見さえ気にならなければ、翌日から仕事や用事もこなせます。
<粉瘤>の日帰り手術の流れはこうです。
- 患部にできたものが<粉瘤>かどうか確認する
- 確かに<粉瘤>であると診断されたら、周囲に印を描いて、局所麻酔を行う
- 患部の中央にメスやパンチで3~4mmほどの穴をあける
- <粉瘤>の中の内容物や袋状組織を丁寧に取り除く
- 傷口を縫い合わせて塞ぐ
手術後は、患部にガーゼを貼って帰宅。
局所麻酔が切れると、軽い痛みが出ることがあるので、頓服で鎮痛剤が処方されます。
それを飲んで、痛みを我慢しましょう。手術後治癒までの期間は1~2週間です。
傷跡が消えるまでには少々時間が掛かるかもしれない
<顔の粉瘤>の手術を受ける際に気になるのは成功するかとともに傷跡でしょう。
顔という人に見られる部分に手術の傷跡が残るのは嫌なものです。
友人や同僚が見れば、「どうしたの」と聞かれることにもなりますが。気にされるのも鬱陶しいものです。
でも、これは避けられないことでもあります。
切開法では傷跡が大きくなりやすいですし、くりぬき法でも全く傷跡無しというわけにはいきません。
この傷跡は術後1ヶ月程度で目立たなくはなりますが、それまでは我慢が必要。
3~6ヶ月程度すると、さらに薄くなるでしょう。
顔の粉瘤治療後に注意すべきこと/手術当日に控えるべきこと
顔の粉瘤治療後に注意すべきこと
<顔の粉瘤>治療後には注意していただきたいことがあるので、確認してください。
痛みが起きるかもしれない
<粉瘤>の治療中には麻酔薬を使うので、痛みが出ることはありません。
切開法でもくりぬき法でも同じです。
問題は麻酔が切れたあと。
個人差はありますが、痛みが生じることがあります。
そのようなときのために、医療機関側で痛み止めを処方してくれるので、それを服用して痛みをしのぎましょう。
痛みが生じたときは遠慮なく医師に伝えてください。
傷跡について
<粉瘤>治療後の傷跡については説明してありますが、<粉瘤>ができた部位、<粉瘤>の大きさによっては傷跡が目立つこともあります。
ただ、最近は各医療機関でもできるだけ傷跡が目立たないように治療してくれるものです。
そのため、時間さえ経てば、<粉瘤>治療の傷跡も消えていくと考えられます。
手術当日に控えるべきこと
<粉瘤>の手術当日は飲酒、激しい運動、入浴等は控えてください。
飲食は普通通りに行って構いません。
湯船に浸かるのは抜糸までの1週間待ちましょう。
傷口のケアをする
<粉瘤>の手術後の傷口のケアはお医者さんや看護師さんがやってくれるだろうと思っているかもしれませんが、セルフで行うこともあります。
翌日からは清潔に保つために、石鹸を泡立てながらシャワーで洗い流してください。
そのうえで、軟膏を塗布し、ガーゼで保護します。
これをセルフで行うのです。
術後の異常はすぐに医師に報告を
<粉瘤>の術後に異常が生じたときは、すぐに医師に報告してください。
わずかな出血くらいなら心配はありませんが、出血が続いたり量が多かったりする場合は、即報告。
適切に対処してもらいましょう。
局所麻酔によるアレルギー反応や赤み・腫れ・熱感などが見られるときも医師に相談しましょう。
粉瘤手術後の流れ
<粉瘤>手術後の流れがどうなるか、確認してみましょう。
ここでは、『川崎たにぐち皮膚科』の例を取り上げながら説明します。
◆術後2~3日
○くりぬき法の場合
くりぬき法での<粉瘤>手術をした場合の術後の選択肢は2つです。
<穴を開けたままにして軟膏処置をする>か<縫合をする>かのいずれか。
いずれを選択しても、おはだに赤みや腫れ、凹みが生じることがありますが、それほど心配する必要はありません。
1~2週間経てば、少しずつ収まっていきます。
「縫合する」を選択した場合は、糸が残るので、1週間後に抜糸します。
メスを使った切除縫縮の場合
メスを使った切除縫縮でも、おはだに赤みや腫れ、凹みが生じることがありますが、1~2週間で収まるものです。
1週間後の抜糸も同じです。
皮膚切開の場合
皮膚切開による<粉瘤>手術の場合、膿さえなくなれば、痛みは治まるでしょう。
皮膚切開では縫合はしないので、傷口が残ったままです。
その傷口は2~3週間くらいで塞がります。
◆術後1ヶ月後
くりぬき法で顔の<粉瘤>を治療した場合、傷跡は小さくなるのですが、それでも全くできないというわけではありません。
「施術後に軟膏処置をした」場合は、くりぬいた形状に傷跡が残りやすいです。
ただ、傷跡は徐々に収縮していくので、だんだん目立たなくはなります。
「施術後に縫合した」場合は、その縫合した部分に沿って直線の傷跡ができます。
顔にこんな傷跡ができたら嫌でしょうが、傷跡無しというわけにはいきません。
ただ、縫合による処置の方が傷跡自体は小さくなります。
傷口は半年から1年掛けて、だんだんきれいになっていきますが、ちょっと辛抱が要りますね。
メスを使った切除縫縮の場合 |
メスを使った切除縫縮では、<粉瘤>のサイズにあわせて縫合するので、そのサイズに沿って直線の傷跡ができます。やはりその傷跡は半年から1年くらいで徐々にきれいになっていくでしょう。 |
皮膚切開の場合 | 皮膚切開では、1ヶ月くらいで傷跡が塞がります。これはありがたい点ですが、一時的な処置という面があります。そのため、3ヶ月後を目処に再度<粉瘤>の状態を確認して、残っている場合はもう一度摘出手術を行うことになるでしょう。 |
顔の粉瘤の治療費は?
<顔の粉瘤>の治療にどのくらいの費用がかかるでしょうか。
まず、<粉瘤>の治療には健康保険を適用できるので、実質的な負担が掛かった費用の3割ないしは1割です。
<粉瘤>の治療費自体は大きさやできた部位によって異なります。
顔という露出部にできた<粉瘤>の場合、他の部位に比べて治療費が高くなりやすいです。
ただ、健康保険が適用され、大きさも小さければ、手術費・診察料・検査費・病理検査費を含めてそれほど高額にならずに済むこともあります。
粉瘤治療クリニックの選び方
「顔に<粉瘤>ができてしまった」、或いは「<粉瘤>とおぼしきものがある」という場合は、しかるべき医療機関を受診すべきですが、問題はどのクリニックを選ぶかです。
理想は治療がうまくて、治療費もリーズナブルなクリニックでしょうが、その点を含めて、選び方のポイントを解説しましょう。
症例数が多いか?
<粉瘤クリニック>を選ぶときは、そのクリニックの医師がどのくらいの<粉瘤>治療の症例を抱えているのかチェックしたいところです。
特に<顔の粉瘤>の症例数は大事なポイントです。
症例数が多いということは経験豊富ということですから、信頼性も高まります。
日本形成外科学会認定形成外科専門医が在籍しているか?
形成外科で<粉瘤>の治療を受けるときは、日本形成外科学会認定形成外科専門医が在籍し、手術してくれるかが大事なチェックポイントです。
日本形成外科学会認定形成外科専門医は初期臨床研修や臨床カリキュラムを一定期間修め、資格試験に合格した医師です。
それだけに技術や知識は折り紙付き。
<粉瘤>の治療も安心して任せられるでしょう。
得意分野を確認
<粉瘤>の治療は皮膚科か形成外科で受けるのですが、皮膚科や形成外科によっても得意分野が異なります。
<粉瘤>の手術が得意というところもあれば、実績が少ないというところもあります。
そのため、各クリニックのホームページを確認したり、場合によっては直接問い合わせたりしながら、<粉瘤>治療を専門に行っているか確認してみましょう。
顔の粉瘤に関するよくある質問
<顔の粉瘤>に関して、様々な質問が寄せられているので、回答しましょう。
Q.顔の粉瘤を放置すると、どうなりますか?
A.良くなることはありません
<顔の粉瘤>を放置しても、それが良くなることはありません。
放置しておくと、だんだん大きくなり、古い角質や皮脂もたまり、悪臭が発生することもあります。
<粉瘤>の袋が皮膚の中で破裂すると、今度は炎症が起こり、痛み・腫れ・膿などが生じやすいです。
こうなると、放置するというわけにはいかなくなるでしょう。
しかし、こんな状態になるまで放置するよりも、早い段階で医療機関を受診して、治療してもらう方が大事にならずに済みます。
状態が悪化してからの手術はタイヘンですから、軽いうちに専門家の診察を受けてみましょう。
Q.粉瘤は薬では治せないのですか?
A.粉瘤に薬は効きません。
粉瘤を薬で治したいと思う方もいるでしょうが、あまり効果を期待できません。
まず市販薬ですが、どのようなものも役に立たないでしょう。
抗生物質(抗菌薬)しかり、ステロイドしかり、吸い出し軟膏しかりです。
あえて市販薬で粉瘤を治そうとすると、何らかのトラブルが起きることもあり得るので、おかしなことはやめておきましょう。
では、処方薬の場合はどうか。
粉瘤による炎症がある場合は、医療機関の方で次のような薬を処方することがあります。
- 経口(飲み薬)の抗生物質
- 抗炎症作用のある鎮痛剤
- 抗生物質を含む軟膏・クリーム
しかし、これらの薬は<粉瘤>そのものに対するものではなく、炎症に対する一時しのぎに過ぎません。
<粉瘤>そのものは手術で除去するしかないのです。
Q.粉瘤を潰すとどうなる?
A.絶対にやめてください。
<粉瘤>を潰すと、破れた箇所から細菌が侵入しやすくなります。
もし細菌が侵入すると、感染して炎症を起こし、腫れたり化膿したりして、激しい痛みや発熱を伴うこともあるのです。
<顔の粉瘤>ともなると気になるものでしょうが、上記のような症状を呈するとさらにつらくなります。
<粉瘤>は<粉瘤>のままにして、専門の医療機関で治療を受けるようにしてください。
Q,粉瘤の治療は何科で受けるべき?
A.顔を含めて、粉瘤の治療は皮膚科と形成外科でできます。
ただ、<顔の粉瘤>ともなると、傷跡が気になることでしょう。
それなら、形成外科での治療もおすすめです。
形成外科の方が傷跡がきれいになるように治療してくれると言われています。
顔の粉瘤治療でおすすめの医療機関
顔に<粉瘤>とおぼしき症状が現れたら、自分で対処しようとせずに医療機関を受診してください。
ただ、どの医療機関を受診すればいいのだろうと迷うこともあるでしょう。
そこで、<顔の粉瘤>治療がうまいおすすめの医療機関を紹介しましょう。
渋谷駅前おおしま皮膚科
『渋谷駅前おおしま皮膚科』は渋谷駅から徒歩1分のところに位置するアクセスのいい医療機関です。
<粉瘤>治療もメニューの1つで、診療終了の1時間前までに受診され、粉瘤・炎症性粉瘤の当日手術をご希望される患者様には、全例で当日手術を行っています。
現在手術希望者でクリニック平均滞在時間は1時間半ほど。
初診の患者様は予約不要となりますので、直接クリニックにお越し頂ければすぐに診察してくれるとのことです。
もちろん、予約診察もできます。
同院の手術の方針は以下のようになっています。
- 安全第一
- 傷跡を可能な限り小さくすること
- 患者様の通院の負担を減らすこと
同院の<粉瘤>の手術法は以下の通りです。
- 紡錘形に切除する方法
- くり抜き法(へそ抜き法)
- 炎症を起こしている粉瘤に対するくり抜き法
<粉瘤>の大きさや症状に応じて、手術法が選択されます。
診断については、触診、視診でも可能ですが、難しい場合、皮下の変化は皮膚エコーで調べます。
目黒駅前アキクリニック
『目黒駅前アキクリニック』は目黒駅 西口から徒歩30秒のところにある保険皮膚科・美容皮膚科・形成外科・小児皮膚科で、<粉瘤>治療も行っています。
同院では、必要最低限の切開をし、可能な限り粉瘤の袋を取り除きます。
キレイに洗浄をするので、<炎症性粉瘤>でも再発率がぐーんと下がります。
通常の手術の傷より遥かに小さな切開で粉瘤を取る低侵襲手術を実施。
手術時間も15分程度と短時間です。
通常の粉瘤の他、炎症を起こして膿が溜まっている例、何度も腫れて癒着が強い例など、数多くの粉瘤を経験しておりますので、安心してお任せ下さいとのことです。
よつや駅前クリニック
『よつや駅前クリニック』は四ツ谷駅から徒歩2分のところにある内科・皮膚科・形成外科です。
同院の<粉瘤>手術は3種類あります。
- 通常の摘出術
- くり抜き法
- 切開排膿(感染してしまった場合)
手術の流れを見てみましょう。
1.初診時 | 視診、触診で皮膚のできもの(腫瘤)の診察を行います 必要に応じて超音波検査(エコー検査)等を行う場合があります 手術を行うと決められた場合は感染症チェックの採血を行います |
2.手術当日 | 局所麻酔を使って手術を行います リラックスして手術を受けていただきます 麻酔の時間や準備・退室を合わせると20-30分の時間となります 形成外科的な縫合を行いますので、傷跡は目立ちにくくなります 麻酔が切れた後も激痛を訴えられる方はほとんどいませんが、抗菌薬と鎮痛剤の処方を行います |
3.手術翌日(翌々日) | 創部のチェックを行います 問題なければシャワー浴可となり、ご自身での処置が始まります |
4.抜糸日 | 術後1-2週間で抜糸を行います キズを綺麗に治すため、術後テーピングを行います(部位・術式による) |
ふるばやし形成外科
『ふるばやし形成外科』は東京の新宿や大阪の梅田、大阪の難波などにある形成外科で、<粉瘤>クリニックでもあります。
<粉瘤>治療では。形成外科医による傷跡がなくきれいな仕上がりで痛みの少ない日帰り手術を行っています。
手術の方式は傷痕が目立ちにくく再発の心配が少ない切開法とくりぬき法の2つ。
症状や粉瘤の状態に合わせ、適切な手術法を選択します。
ニキビと見分けがつかない方も、お気軽にご相談くださいとのことです。
同院の<粉瘤>治療の特徴を紹介しましょう。
診察した上で適切な手術を決定
同院では、患者様の不安を少しでも解消できるよう寄り添い、それぞれの患者様に合った治療方法を選択できるよう事前のご説明、ご相談を大切しています。
痛みを軽減させる手術
手術の際は局所麻酔を用い、痛みを軽減させます。
局所麻酔を注射する際も、極細の針を使用し、薬剤の配合も工夫するなど痛みを軽減する配慮を行っています。
入院が不要!日帰り手術に対応
たとえ炎症性の<粉瘤>であっても、基本的に日帰り手術が可能です。
事前の診療で粉瘤の大きさや数、炎症の有無などを確認し、日帰り手術が可能か否かを慎重に判断します。
粉瘤の手術は保険適用
<粉瘤>の治療で行われる、検査、診断、手術、病理検査などの診療行為のすべてが健康保険や公費の適用になります。
個人的に医療保険に加入している方は保険金を受けられる可能性があるので、保険会社に相談してみてください。
日本橋いろどり皮ふ科クリニック
『日本橋いろどり皮ふ科クリニック』は日本橋駅から徒歩2分、東京駅から徒歩7分のところに位置する皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科です。
<粉瘤>治療も行っています。
同院の<粉瘤>に対する治療は次のようになっています。
炎症が強い場合や化膿している場合には、早めに切開して膿や内容物を排出して炎症を鎮めます。
抗生物質の内服を行う事もあり。
根本的な治療は、手術で、当院では局所麻酔による日帰り手術が可能です。
粉瘤を表面の皮膚ごとメスで大きく切り取って縫う方法では傷が大きくなってしまうため、「くりぬき法」という最小限の切開で粉瘤だけを摘出する手術を可能な限り行うようにしています。
この手法を用いることで、治療後の傷跡が小さくなり、目立ちにくくなります。
ただし、全ての<粉瘤>でくりぬき法が可能なわけではありません。
同院では、くり抜き法と通常の切除とでより適切と考えた手術法をお勧めしています。
また、大きさや部位によっては、他院を紹介することもあります。
クリニークグループ
『クリニークグループ』は大阪心斎橋本院・大阪梅田院・西宮北口院・尼崎院・名古屋院などで活動している医療粉瘤治療クリニックです。
痛みも少なく、傷跡も目立ちにくい<粉瘤脂肪腫>日帰り手術を行っています。
クリニーク大阪心斎橋・大阪梅田スカイナイトクリニックでおすすめしているのは、切除法に比べて傷跡が目立ちにくく、短時間で手術可能なくり抜き法(へそ抜き法)。
部位や大きさなどにもよりますが、炎症が伴っていない状態であれば短時間で終わるため、日帰りでの手術が可能です。
傷跡が全く残らないというわけにはいきませんが、同院では出来る限り最小限の傷跡で粉瘤(アテローマ/アテローム)の摘出ができるように、部位や大きさなどに応じた粉瘤治療を提案しております。