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お風呂で肌荒れする原因は?入り過ぎず正しい入浴習慣で美肌をキープする方法

お風呂で肌荒れする原因は?入り過ぎず正しい入浴習慣で美肌をキープする方法

お風呂はリラックスや疲労回復に欠かせない時間ですが、間違った入浴方法が肌荒れの原因になっているかもしれません。

 

肌の乾燥やくすみが気になる方は、日々の入浴習慣を見直してみましょう。

 

このコラムでは、入浴時に肌に起こる変化や、やってはいけないNG習慣、美肌を保つための正しい入浴方法について詳しく解説します。

 

毎日のバスタイムを、美肌を育む時間に変えていきましょう。

 

 

お風呂に入ると起こる変化

 

お風呂に入ると、私たちの身体にはどのような変化が起こるのでしょうか。

 

入浴の効果を最大限に引き出すために、まずはお風呂の3つの作用について知っておきましょう。

 

  • 温熱作用
  • 水圧作用
  • 浮力作用

 

 

 

温熱作用

お湯に浸かると体温が上昇し、血管が広がることで血流がスムーズになります。

 

その結果、身体の芯までしっかり温まり、新陳代謝が活発になって老廃物や疲労物質の排出が促されますよ。

 

また、お湯の温度によって自律神経への影響が異なります。

 

ぬるめ(38〜40℃)の湯に浸かると副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。

 

一方、熱め(42℃)の湯では交感神経が刺激され、気分がシャキッとして活発に動きやすくなります。

 

 

 

水圧作用

お風呂に入ると水圧によって手足や内臓が軽く圧迫され、血液やリンパの流れがスムーズになります。

 

特に胸部が水圧を受けることで横隔膜が押し上げられ、肺の空気の量が減少。

 

それを補おうと呼吸の回数が増えることで、心肺機能が高まる効果も期待できます。

 

 

 

浮力作用

水の中では浮力が働くため、体重が陸上に比べて約9分の1ほど軽くなります。

 

このため、筋肉や関節への負担が軽減され、身体がリラックスした状態に。

 

さらに、脳への刺激が少なくなることで、心も穏やかになり、リフレッシュ効果が高まります。

 

 

間違った入浴法に注意!肌を傷めるNG習慣とは?

 

お風呂に入ることは、肌の汚れを落とし、血行を促進するなど、美容にとって良い習慣です。

 

しかし、間違った方法を続けると、肌の乾燥や肌荒れを引き起こすことがあります。

 

やってはいけない入浴法は以下の通りです。

 

毎日全身を石けんで洗う 肌の乾燥・くすみ・肌荒れの原因
肌がふやけるほど長くつかる 乾燥肌の原因
髪や体を乾かすのに10分以上かける 乾燥肌の原因
肌が弱いのにさら湯に入る 肌荒れやかゆみの原因
入浴中にスマホを見る 肌荒れやくすみの原因

 

入浴中の過度な摩擦や洗いすぎは、肌に負担をかける原因になります。

 

美しくなりたいと思って行っていることが、実は逆効果になっているかもしれません

 

 

 

やってはいけない入浴法①|毎日全身を石けんで洗う/ 肌の乾燥・くすみ・肌荒れの原因に

毎日石けんを使って全身を洗うと、必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥を招くことがあります。

 

体の部位によって皮脂の分泌量は異なり、皮脂腺が多い部分(胸の上部・脇・背中の上部など)は汚れがたまりやすいため、毎日洗っても問題ありません。

 

しかし、二の腕や脚など皮脂が少ない部位は、一日おきに洗うのが理想的です。

 

また、体を洗うタイミングも重要です。

 

入浴の最後に洗うと、洗った後にバリア機能が低下した状態で湯船につかることになり、肌のうるおいを守る成分が流れ出やすくなります。

 

肌を乾燥から守るためには、石けんをしっかり泡立て、やさしくなでるように洗い、十分にすすぐことが大切です。

 

他の部位は、シャワーで流れる石けんの泡だけでも十分汚れが落ちます。

 

 

 

さらに美肌を目指すなら

硬いタオルでゴシゴシこすると、肌の水分が蒸発しやすくなり、肌荒れやニキビ、アトピーの悪化につながる可能性があります。

 

肌を優しく守るためには、手のひらでなでるように洗うのがベストです。

 

正しい入浴方法を実践し、肌を健やかに保ちましょう。

 

 

 

やってはいけない入浴法②|肌がふやけるほど長くつかる/乾燥肌の原因に

長時間お風呂につかっていると、肌がふやけてシワシワになってしまいます。

 

これは、肌の表面にある角層が過剰に水分を吸収して膨らんだ状態です。

 

この状態になると、一時的に肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。

 

さらに、ふやけた状態のまま長くお湯につかっていると、肌のうるおいを保つ働きをするNMF(天然保湿因子)やセラミドなどの細胞間脂質が流れ出てしまいます。

 

また、皮脂も必要以上に失われるため、結果として乾燥肌を引き起こしやすくなるのです。

 

お風呂につかる時間は、トータルで15分程度までを目安にしましょう。

 

また、お湯の温度は38~40度のぬるめにするのがおすすめです。

 

適切な入浴時間と温度を意識することで、肌のうるおいを守りながら、リラックス効果も得られます。

 

 

 

やってはいけない入浴法③|髪や体を乾かすのに10分以上かける/乾燥肌の原因に

お風呂上がりは、肌に水分が残っているため一時的にしっとりと感じます。

 

しかし、このうるおいは長く続かず、10分ほど経つと肌の水分量は入浴前と同じレベルまで低下してしまいます。

 

そのため、ゆっくり髪や体を乾かしている間に、どんどん肌の乾燥が進んでしまうのです。

 

肌の乾燥を防ぐためには、浴室を出る前に保湿ケアを始めるのが効果的です。

 

湯船から上がったらタオルで水分を拭き取り、セラミドなどの保湿成分を含む化粧水や乳液で肌のうるおいを閉じ込めましょう。

 

オイルを使ってゆっくりマッサージをしたい場合でも、まずは脱衣所で化粧水を塗ってから移動するのがおすすめです。

 

 

 

さらに美肌を目指すなら

肌の乾燥を進めないために、ドライヤーの温度は低めに設定し、できるだけ顔や体に直接風が当たらないようにしましょう。

 

入浴後のケアを素早く行うことで、肌のうるおいを守ることができます。

 

 

 

やってはいけない入浴法④|肌が弱いのにさら湯に入る/肌荒れやかゆみの原因に

わかしたてのお風呂(さら湯)は気持ちが良いものですが、水道水に含まれる塩素が肌を刺激し、肌荒れやかゆみを引き起こすことがあります。

 

特に肌が敏感な方は、塩素を取り除く工夫をすることで、肌への負担を軽減できます。

 

塩素を除去する方法として、入浴剤を活用するのがおすすめです。

 

日本の入浴剤には、グルタミン酸やアスコルビン酸(ビタミンC)が含まれているものが多く、これらは塩素を中和する働きを持っています。

 

また、市販のビタミンCの粉末を活用することも可能で、浴槽1杯(約180L)に0.2~0.3g程度のビタミンCを加えると、塩素を効果的に除去できます。

 

さらに、ゆずやみかんなどの果物を湯船に入れるのもひとつの方法です。

 

半分に切るとビタミンCが溶け出しやすくなりますが、果汁が多く出すぎると肌に刺激となることもあるため、入れる量には注意しましょう。

 

 

 

さらに美肌を目指すなら

入浴剤には、塩素を除去するだけでなく、水道水の浸透圧を調整する働きもあります。

 

傷があるときにお湯がしみるのは、真水の浸透圧が低く、体内の成分が外に出やすくなるためです。

 

入浴剤を入れることで、ミネラル分が溶け込み水の浸透圧が上がるため、肌への刺激をやわらげることができます。

 

肌の弱い方や乾燥が気になる方は、ぜひ入浴剤を活用してみてください。

 

 

 

やってはいけない入浴法⑤|入浴中にスマホを見る/肌荒れやくすみの原因に

お風呂の中にスマホを持ち込み、つい見てしまうことはありませんか?

 

 本来、入浴はリラックスして副交感神経の働きを高める時間ですが、スマホを見ることで交感神経が活発になり、自律神経が乱れやすくなります。

 

自律神経が乱れると血流が悪くなり、肌荒れやくすみにつながることも。

 

入浴中は副交感神経を優位にするため、リラックスできる時間を意識しましょう。

 

「お風呂の時間は“鎧を脱ぐ”瞬間」ともいわれるほど、心と体を解放できる大切なひとときです。

 

 

乾燥肌とは?

 

乾燥肌とは、皮膚の表面にある角質層の水分や油分が不足し、肌がカサついた状態を指します。

 

本来、肌には外部の刺激から守る「バリア機能」が備わっています。

 

しかし、加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによって角質層がダメージを受けると、その機能が低下し、乾燥しやすくなりますよ。

 

さらに、水分が失われることで肌の構造が乱れ、かゆみを引き起こす神経が刺激を受けやすくなるともいわれています。

 

特に、寒い季節は外気の乾燥に加え、暖房やストーブの影響で肌の乾燥が進み、かゆみを感じやすくなるのです。

 

 

 

入浴後に肌が乾燥しやすくなる理由

入浴前の健康な肌は、角質が整然と並んだ角層によって、水分がしっかりと保持された状態です。

 

入浴後に肌が乾燥しやすくなるのはなぜでしょうか。

 

その原因は、実は「洗う」と「浸かる」という入浴中の行為にあります。

 

これらが肌にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

 

入浴後の乾燥を防ぐ!効果的な保湿ケアのポイント

入浴後の肌は皮脂が減少し、バリア機能が弱まるため、水分が蒸発しやすくなり、乾燥が進みやすい状態になります。

 

そのため、乾燥肌の人は顔だけでなく、全身をしっかり保湿することが重要です。

 

特に、入浴後すぐに保湿剤を塗ることで、肌のうるおいをキープしやすくなります。

 

入浴後は肌の水分がどんどん失われるため、水分がまだ残っているうちに保湿することで、よりしっとりした仕上がりになります。

 

保湿剤としては、とろみのあるローションや乳液、白色ワセリンなどが使いやすくおすすめです。

 

ローションは水分補給に、白色ワセリンは水分の蒸発を防ぐ役割があり、併用するとより効果的です。

 

 

美容効果を高める!理想のお風呂習慣

 

お風呂に入るだけでも美容に良い影響がありますが、ちょっとした工夫でさらに効果を引き出せます。

 

理想の入浴習慣は以下の通りです。

入浴習慣 推奨内容 美容効果
お湯の温度 38~40℃のぬるめ のぼせを防ぎ、皮脂を守りながらリラックス
入浴剤の活用 香りや炭酸ガス入りを活用 血流促進・自律神経を整え、リラックス効果アップ
入浴時間 15~20分が目安 適度な時間で肌の乾燥を防ぎ、美容効果を引き出す

 

 

 

お湯の温度は38~40℃のぬるめに

湯温は38~40℃程度のぬるめが理想的です。

 

熱すぎると体が芯まで温まる前にのぼせたり、必要な皮脂まで落ちてしまい、乾燥しやすくなります。

 

ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、心身ともにリラックスしながら美容効果を高められます。

 

 

 

入浴剤を活用してリラックス

お風呂に浸かることで血流が促進され、自律神経が整い、美容効果が期待できます。

 

さらに、入浴剤を加えることでリラックス効果がアップ。

 

自分好みの香りを選べば、気分も上がり、毎日の習慣として続けやすくなります。

 

炭酸ガス入りの入浴剤など、血行促進をサポートするものを選ぶのもおすすめです。

 

 

 

入浴時間は15~20分が目安

湯船に浸かる時間は15~20分程度が適切です。

 

汗をかく前に浴槽から上がるイメージで、長湯しすぎないようにしましょう。

 

長時間の入浴は肌の水分を奪い、乾燥の原因になることも。

 

適度な時間でお風呂を楽しむことが、美容効果を引き出すポイントです。

 

 

お風呂前のひと工夫で美容効果アップ!

 

お風呂に入る前に少し準備をするだけで、美容効果をより高めることができます。

 

どれも簡単にできるので、今日から試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

入浴前の水分補給で乾燥対策

お湯に浸かると、たとえぬるめでも汗とともに体内の水分が失われていきます。

 

水分不足は肌の乾燥を招くため、入浴前にコップ1杯の水を飲んで潤いをキープしましょう。

 

 

 

ストレッチで筋肉をほぐしやすく

お風呂に浸かると筋肉がゆるみ、リラックスしやすくなりますが、事前に軽くストレッチをしておくとさらに効果的。

 

筋肉のこわばりがほぐれやすくなり、体も温まりやすくなるので、血行促進にもつながります。

 

 

 

ドライブラッシングで血流を促進

ドライブラッシングとは、乾いた状態の肌をブラシで優しくなでるようにマッサージする方法です。

 

入浴前に行うことで血流が活性化し、お風呂での温浴効果をより実感しやすくなります。

 

 

風呂キャンセル界隈とは?

 

「風呂キャンセル界隈」というネットスラングが、あるギャルタレントの発言をきっかけに注目を集め、SNSでも話題になりました。

 

これは文字通り、お風呂に入らないことを指します。

 

多くの人が「不潔」「ニオイが気になる」といったネガティブな印象を抱きがちですが、ある医師はこれに全く異なる視点を示しました。

 

 

 

入浴が肌に負担をかけている?

日本では、お風呂は日常の習慣として定着しており、リラックスや清潔を保つために欠かせないものとされています。

 

しかし、皮膚科の専門家によると、頻繁な入浴が肌のバリア機能を低下させる可能性があるそうです。

 

洗浄時に使う石鹸やボディソープ、さらにはタオルや手での摩擦が皮膚に刺激を与え、角質層が持つ天然の保湿成分が失われてしまいます。

 

これにより、肌が乾燥しやすくなり、敏感肌の原因となることも。

 

その観点からすると、「風呂キャンセル界隈」は、むしろ肌を守るための有効な手段とも言えるのです。

 

 

 

8ヶ月間「風呂キャンセル界隈」を試した結果

皮膚・形成外科の専門医である平岩亮一医師は、「入浴を完全にやめたら皮膚のバリア機能はどう変化するのか?」という疑問を解明するため、自ら8ヶ月間にわたる実験を行いました。

 

【実験の条件】

  • 入浴・シャワーは一切なし
  • 頭皮は10日に1度、洗面台でシャンプー
  • 手洗いや業務上の衛生管理では水やエタノールを使用(ただし洗剤は使わない)

 

その結果、皮膚のバリア機能が高まり、以前よりも肌荒れしにくくなったことを実感したそうです。

 

「清潔を保つためには入浴が必要」という考えは、必ずしも絶対ではないのかもしれません。

 

 

 

やはりデメリットも

「風呂キャンセル界隈」が肌にとってメリットをもたらす一方で、当然ながらデメリットもあります。

 

  • 汗や皮脂の影響でニオイやかゆみが出る
  • 皮脂が増えて肌がベタつき、不快感を覚える

 

これは多くの人が「お風呂に入らないと気持ち悪い」と感じる理由と一致します。

 

ただし、驚くべきことに、水虫や性感染症などのリスクは増えなかったとのこと。

 

皮膚のバリアが強化されたことで、真菌などの感染症を防ぐ働きが強まったようです。

 

肌荒れが気になる時は、思い切って入浴を控えることで、自己回復力を高めることができるかもしれません。

 

今まで「不潔」と考えられていた習慣が、実は美肌を追求する方法のひとつになる可能性があるとは、意外ですね。

 

 

まとめ

 

お風呂に入ることで、温熱・水圧・浮力の作用により血行が促進され、リラックス効果が得られます。

 

しかし、間違った入浴方法を続けると、肌の乾燥や肌荒れを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

 

お風呂には美容効果がある一方で、入浴方法を間違えると肌の乾燥や肌荒れを引き起こす原因になります。

 

正しい温度・時間・ケアを意識し、適切な入浴習慣を身につけることが大切です。

 

また、肌の状態に応じて入浴頻度を調整するのも、肌トラブルを防ぐ一つの方法と言えるでしょう。